講座情報
- 講座コード:2883(理論化学)・2935(理論・無機化学)・2983(有機化学)
- 担当講師:橋爪先生
- 収録年度:2013年度
- 授業回数:90分*60回(理論化学、理論・無機化学、有機化学が各20回)
- 確認テスト:30回(理論化学、理論・無機化学、有機化学が各10回)
- 講座修了判定テスト:3回(理論化学、理論・無機化学、有機化学が各1回)
- レベル:4~6
- キャッチコピー:基礎を固め、受験レベルまで学力を高めます
- 対象学年:高3・高卒生
- 講座の対象:上位国公立大・有名私大合格を目指し、受験化学の理解を深め、かつ徹底した演習を行いたい生徒
- 講座の目標:上位国公立大・有名私大入試に対応できる実戦力を身につける
- 学習項目:
- 2883 理論化学 ○物質の構造 ○固体 ○熱化学 ○気体 ○溶液 ○反応速度 ○化学平衡(電離定数と溶解度積は理論・無機化学で扱う)
- 2975 理論・無機化学 ○酸・塩基 ○酸化還元 ○電気化学 ○無機化学
- 2983 有機化学 ○有機化学(天然高分子、合成高分子を含む)
- 学習内容:「化学基礎」と「化学」で必要とされる基本事項を定着させ、授業で扱う演習問題を通し、受験レベルまで学力を上げることを目標とします。
- 受講上の注意:未記載
- 必須講習講座:なし
- 事前受講講座例:高等学校対応 化学基礎、高等学校対応 化学
- 予習の仕方:未記載
- 復習の仕方:未記載
- 講座の構成:
- 理論化学
講数 | 内容 | 第1講-1 | 物質の構造(物質の分類、原子の構造、同位体) | 第1講-2 | 物質の構造(原子量とモル) | 第2講-1 | 物質の構造(電子配置、周期表、イオン化エネルギー、電子親和力、原子やイオンの半径) | 第2講-2 | 物質の構造(結合、電気陰性度、極性) | 第3講-1 | 物質の構造(金属結晶、イオン結晶) | 第3講-2 | 物質の構造(分子の形、分子間力、水素結合) | 第4講-1 | 物質の構造(分子結晶、共有結合結晶、まとめ) | 第4講-2 | 溶液(溶解、濃度) | 第5講-1 | 熱化学 | 第5講-2 | 熱化学 | 第6講-1 | 物質の状態変化(気体の状態方程式) | 第6講-2 | 物質の状態変化(混合気体) | 第7講-1 | 物質の状態変化(蒸気圧、状態図) | 第7講-2 | 物質の状態変化(理想気体と実在気体、実在気体とボイルの法則・シャルルの法則) | 第8講-1 | 溶液(固体の溶解度、ヘンリーの法則) | 第8講-2 | 溶液(希薄溶液の束一性) | 第9講-1 | 溶液(浸透圧、コロイド) | 第9講-2 | 反応速度 | 第10講-1 | 反応速度と化学平衡 | 第10講-2 | 平衡移動の法則 |
- 理論・無機化学
講数 | 内容 | 第1講-1 | 酸と塩基(定義、酸性物質と塩基性物質) | 第1講-2 | 酸と塩基(塩の反応、pH) | 第2講-1 | 酸と塩基(中和滴定実験、滴定曲線) | 第2講-2 | 酸と塩基(電離平衡) | 第3講-1 | 酸化還元(定義、酸化数、酸化剤と還元剤、反応式の作り方) | 第3講-2 | 酸化還元(滴定) | 第4講-1 | 酸化還元(イオン化傾向) | 第4講-2 | 電池(1) | 第5講-1 | 電池(2)、電気分解の基本 | 第5講-2 | 電気分解 | 第6講-1 | 沈殿反応 | 第6講-2 | イオン系統分離 | 第7講-1 | 溶解度積 | 第7講-2 | 気体の発生反応(1) | 第8講-1 | 気体の発生反応(2) | 第8講-2 | 無機化学(1族、2族) | 第9講-1 | 無機化学(Al、Fe) | 第9講-2 | 無機化学(Cu、14族) | 第10講-1 | 無機化学(15族) | 第10講-2 | 無機化学(16族、17族) |
- 有機化学
講数 | 内容 | 第1講-1 | 有機化学(元素分析、官能基、異性体) | 第1講-2 | 有機化学(異性体) | 第2講-1 | 炭化水素(1)(アルカン・アルケン) | 第2講-2 | 炭化水素(2)(アルカン・アルキン) | 第3講-1 | アルコール | 第3講-2 | カルボニル化合物 | 第4講-1 | カルボン酸、エルテル、アミド | 第4講-2 | ベンゼンとその誘導体 | 第5講-1 | フェノールとその誘導体 | 第5講-2 | アニリンとその誘導体、分離 | 第6講-1 | 油脂・セッケン | 第6講-2 | 有機化合物の構造決定 | 第7講-1 | 糖類(1) | 第7講-2 | 糖類(2) | 第8講-1 | アミノ酸・タンパク質(1) | 第8講-2 | アミノ酸・タンパク質(2) | 第9講-1 | 合成高分子化合物 | 第9講-2 | ゴム、イオン交換樹脂 | 第10講-1 | 繊維・染料 | 第10講-2 | 核酸、医薬品、セラミックス |
この講座について
最大の特徴としては計算問題をとても丁寧に解いてくれる。計算問題が苦手な人にはまさに革命的と言っても過言ではない授業である。理論化学は苦手な人が多いがこの講座を取れば大きな自信がつくだろう。
気体分野の説明の分かりやすさには衝撃を受ける。
テキストの内容は
①基本事項の確認
⇒詳しく書かれており、授業では扱わない。
②基本トレーニング
⇒共通テストレベルの問題が数題収録されている。授業では扱わないが詳しい解説がされている為に問題無いだろう。
③演習問題
⇒授業で扱う。私立や国公立の過去問で構成されている。掲載される過去問は地方国立大学を中心としていて、時々、旧帝大までと幅広い。
である。
第1講で説明があるが、ノートを用意して受講する事。テキストに書き込むのではなく、ノートに板書を書き込むと良い。板書量はかなり多いのでテキストに書き込むと煩雑になってしまう。字は非常に綺麗で見やすい。グラフや図も上手である。倍速で受講する場合は話を聞く事を優先して画面切り替えのタイミングで逐一止めてノートを取ると良いだろう。
授業の流れは黒板を使って基本事項の詳しい解説をはじめに行い、その後演習問題の解説に入る。演習問題1題の解説に30分以上かけることもあり、問題の解説は図を多用し、非常に丁寧であり問題ごとにミスをしやすいポイントを教えてくれる。
全く学校で化学を習ったことのない初学者でも無理なく付いていけるレベル。
化学が苦手だが入試で使わなければならない人に最適の講座であると言える。
とは言っても到達レベルが低いわけではない。この講座を受講して、付属する問題を何度も解いた上で重要問題集などの問題集を利用して演習すれば、高いレベルに到達するだろう。
東大や京大等の難関大学を除いた大抵の大学の入試問題に対応可能できる。
60講と量は膨大だが、しっかり網羅されていて教科書には載っていないような発展的な内容の説明を行うこともある。
ハイレベル化学との主な違いは、説明が殆ど高校範囲内であり電子軌道や有機電子論は登場しない事。基本的に電子の性質や極性等で説明を行う。ただし、酸化開裂など受験で必要になる範囲外の事項は扱う。
「何故こうなるのか」という説明は欠かさず、やや感覚的ではあるが理解できるように説明してくださる。
復習方法としては講座冒頭にも説明はあるが、基本トレーニングと演習問題を3回解くのがおすすめ。
この授業を終えた後はすぐに過去問に取り掛かっても問題は無い。
授業の進度は遅く無いが話す速さがゆっくりなので倍速で受ける事を勧める。
|