現代文基礎トレーニング のバックアップの現在との差分(No.8)


講座情報

  • 講座コード:2822
  • 担当講師:宗先生
  • 収録年度:2013年度
  • 授業回数:90分*20回
  • 確認テスト:20回
  • 講座修了判定テスト:2回
  • レベル:1~3
  • キャッチコピー:現代文の基礎をしっかりと叩き込む!
  • 対象学年:高1・高2生
  • 講座の対象:大学受験の現代文に通用する読解法を身につけたい生徒
  • 講座の目標:現代文を論理的・客観的に読み理解する読み方、設問内容を正確に把握し、解答する力を身につける
  • 学習項目:現代文を論理的・客観的に読み、設問内容を正確に把握し、解答する方法
  • 学習内容:「現代文は日本語で書かれているので、なんとかなる」というのは大きな間違いです。大学受験の入試で出題される文章は、私たちが日常の会話でかわす内容と全く違います。著者独自の論の展開の把握、小説における客観的な読みができなければ正しく内容も理解できず、設問に正解することも不可能です。この講座では、大学受験の現代文はどう読めばよいか、そしてどう答えればよいのか、その方法を伝授します。この講座で将来、入試でも強力な武器となる現代文読解の基礎をしっかりと叩き込んでしまいましょう!
  • 受講上の注意:未記載
  • 必須講習講座:なし
  • 事前受講講座例:未記載
  • 予習の仕方:未記載
  • 復習の仕方:未記載
  • 講座の構成:
    講数内容
    講数内容
    Part1-1類比(くりかえす)の文脈ルール
    Part1-2対比(くらべる)の文脈ルール
    Part1-3因果関係(なぜなら・だから)の文脈ルール
    Part1-4指示語問題を学ぶ
    Part1-5接続語問題を学ぶ
    Part1-6空欄補充問題を学ぶ
    Part1-7脱文挿入問題を学ぶ
    Part1-8文章整序問題を学ぶ
    Part1-9内容説明型問題(選択肢型)を学ぶ
    Part1-10理由説明問題(選択肢型)を学ぶ
    Part2-1記述問題対策その1
    Part2-2記述問題対策その2
    Part2-3小説の読み方その1
    Part2-4小説の読み方その2
    Part2-5随筆の読み方その1
    Part2-6随筆の読み方その2
    Part2-7文化論~小さいモノから大きな世相へ
    Part2-8近代自我批判
    Part2-9物語論~世界観の作られ方
    Part2-10言語論の世界へようこそ

この講座について


講座の名前の通り、類比や対比などの基礎から学ぶ。

この講座は、2001年度に収録された『現代文トレーニングⅠ』(河本先生)という講座の後継講座であり、『現代文基礎トレーニング』という名前で収録された講座はこの講座のみである。断じて2009年度に同名講座が収録されていたりはしないので要注意のこと。なお東進のCMに宗先生が出ていたときは、「入試対策:センター試験対策現代文(70%突破)」の映像が使用されていた。

この講座は、2001年度に収録された『現代文トレーニングⅠ』(河本先生)という講座の後継講座であり、『現代文基礎トレーニング』という名前で収録された講座はこの講座のみである。断じて2009年度に同名講座が収録されていたりはしないので要注意のこと。なお東進のCMに宗先生が出ていたときは、「入試対策:センター試験対策現代文(70%突破)」の映像が使用されていた。2021年度、この講座の後継(と思われる)講座、ベーシック現代文トレーニングが開講予定。
 

現代文をフィーリングで解いており、点数が微妙で伸びない、或いは普通の点数を適当に取っている人へ、非常にお勧めである。当講座の素晴らしい所を示す具体的な評判が少ないため個人談を以下に載せる。

 この講座は、現代文の基礎から丁寧に学習し、発展を目指すものである。初学者は勿論、現代文を非常に苦手とするが取り敢えず何とかしたい高3生まで、基礎を身に着ける事を目標とする人であれば適している。特に、現代文をフィーリングで解いている人へ、非常にお勧めである。

 宗先生のページでも書かれている通りだが、当講座は数多の問題を性質毎に分類し、各講で其々についての解説を行うという形式である。マニュアルに囚われず現代文に対して正面から向き合う丁寧な講義で、本質を捉える学習が出来る。今後の現代文学習、将又、他科目の学習にも繋がるものを得られるだろう。パンフレットにおける設定レベルは低いが、受講者次第では到達点が更に伸びるやまぐち先生が物理(の講座)についても同じ様なことをよく仰るが、それと似ている。師の思考方法を着実に身に付け、実力の向上、そして大きな飛躍を目指そう。

 また、時折挟む雑談が非常に面白い。しかし、雑談とは一口に言っても、非常にアカデミックなものが多い。また、その講で取り扱う問題へ通ずるものが多く、大吉先生が生徒にイメージを持たせるために用いる例え話を広げた様なものに近い。師の場合、よりボリューミーで、味わい深くて面白い…といったところか。受講の上では大いなる価値があるので、最後まで聞こう。

 加えて、著書である「宗先生の現代文の力を底上げする本」では師の思考方法が反映されているので、復習は勿論、講座の代わりに使用するのもそう悪くはないだろう。師は執筆に当たりそれなりの力を入れているため目立つ妥協点が少なく、良書である。

 当講座を受けた後は、自身の実力をよく見極めた上で、そこそこレベルの高い講座に進んでも差し支えないだろう。当講座での学習を大切にしながら勉強を進めるとそれを終えた頃には相当な現代文の力が付く筈であるため、その後の上位講座で苦しむ事はあまり無いだろう(勿論、レベルの飛躍が大きいので相当の苦労はする)。情報量が薄いと感じるため、以下では個人の体験談を記すこととしよう。参考までに…。
 

高校受験をサボった筆者のレベルは固より酷いものであった。その様な筆者は高1の時に初めて現代文の当講座を受けた。初めての本格的な現代文の勉強であったが、宗先生の授業が非常に分かりやすく面白かったため、受講はとても楽しかった。受験現代文について何も知らなかった受講生にとっては、目から鱗という感じであろう。講座での師の姿については宗先生のページ(記事の内容は師の特徴を大まかに捉えており、簡単に纏められている)が分かり易い。また上記の講座説明がそれを語っているので、そちらを読んでおくべき。後は講座の持つ”力”について記すこととなるが、筆者は、講座修了直後の模試、全国統一高校生テスト(2020/10/25)において、現代文の点数が80/100(平均点は55.5/100)、偏差値は65.4、共通テスト換算偏差値が71.5という結果を出せた。ここまで自身の実力を伸ばせた事に非常に驚いた。講座修了直後の出来立てほやほやという実力であったこともあり、試験の際は宗先生の真似を徹底していたに過ぎない(相当に慣れた頃でも師が私の中に宿っている)が、「師ならばこう考えるだろう」という実質的な主観に基いて設問に答えたところ、この結果となった。全国統一高校生テストが極端にハイレベルな模試という訳でもないが、少なくとも、この経験談を受け、現代文が何故か物凄く出来るという人(フィーリングでも偏差値60以上は安定して取れる人等)以外には、初めての現代文講座として当講座を推奨したい。同時に、共通テスト本番レベル模試では、偏差値60以上を必ず出せるようになったという事もある。そしてこれも個人の意見であるが、当講座を受けた後は、そこそこレベルの高い講座に進んでも問題がないと思われる。テキストの端書きに「欲張りですが、この20講で(非常に高いレベルまで)一息に到達するつもりです」と書いてある通りの”力”が身に付くこの講座を修了した時点で既に相当な現代文の力が付く筈なので、大抵の講座には付いて行けるであろう。お陰で、スタート地点が軟弱であったが東大を志望する筆者の場合でも、高2ハイレベル現代文トレーニングへ早期に取り組み、現代文の力を強固なものにする事が出来た。

 最近では「ただよび」の認知度も上がり、代用可能であるとか云々と言われている。そこで、当講座の具体的な評判が少ないため、宗先生への感謝の気持ちも込めるとして、個人の体験談を以下に載せる。
 

分かりづらいかとも思い、少し纏めてみると、この講座には貴方の現代文を覚醒させる力がある、ということである。

さて、ブログか何かに寄稿する自語の様な内容となってしまった上、非常に長ったらしく書いてしまったのだが、検討の材料としてはこれで補えるだろうか。

 筆者は高1の時に初めて当講座を受けた。当時の学力は低かった上、本格的な現代文の勉強は初めてであった。しかし、宗先生の授業は非常に分かりやすく面白かったため、受講するのが次第に楽しくなっていった。

 そして、講座が授けてくれる力についてだが、筆者は、講座修了直後の模試、全国統一高校生テスト(…/10/25)の現代文において、
 得点/配点: 80/100(同上受験者内平均: 55.5/100)
 偏差値: 65.4
 順位/受験者数: 619/12,365
 共通テスト全体換算偏差値: 71.5

という結果を出した。嘗ては平均点を超える事すら出来ないレベルであったのだが、ここまで自身の実力を伸ばせた。筆者はこの講座で現代文の定石やセオリーを築き上げ、実力と、圧倒的な自信を付けた。

 この後も、成績は徐々に上がり続け、9割以上は確実にキープすることが出来るようになった(高2・高3となった筆者の追記)。

 さて、果たしてこれが検討の材料として良いのかは分からないが、少なくともこの講座を取るメリットは強調出来たであろう…。尚、上記は飽く迄"一受験生の体験談を基にした情報"でもあることに注意されたし。
 

 以上、ここまで非常に長たらしい文章で申し訳ない(後記)。