高速基礎マスター講座 のバックアップ(No.2)




はじめに

高速基礎マスター講座は「知識」と「トレーニング」の両面から、科学的かつ効率的に 短期間で基礎学力を徹底的に身につけるための講座。東進に入塾すると必ずやることになる。やり続けずに放置すると強制的にやらさせることさえある。正直めんどくさい。インターネットを介してオンラインで利用できるため、校舎だけでなく、自宅のパソコンやスマートフォン・携帯電話で学習することも可能。高速基礎マスターをやると、向上得点という獲得しても特に意味のないポイントを獲得できる。向上得点で東進の各校舎が争っている。「Weblioの英単語帳使えばよくね?」などとは言ってはいけ・・・おっと、誰か来たようだ。どの科目でもそうだが、効果は相性と勉強法次第。

講座ユニットを申し込むともれなく1講座分の枠を使ってついてくるのだが、はっきりいって通期講座1講座分の価値などない。ユニットで申し込むとお買い得感を出されるが実際はそんなことないので、新年度の申し込みをする際は要注意。自分で計算して確かめてみるといい。(第一、通期ユニットの方が断然お得!となるレベルまで講座を買う時点で既に東進の餌食になっているのだが…)ぼったくり東進の罠である。

良い点

  • スマホでも受講できるので、スキマ時間を有効に活用できる。(←以下に紹介するアプリでも代替可)
  • 下手な単語帳や問題集よりは、ある程度の質が保証される。(←以下に紹介するアプリでも代替可)
  • ランダム出題もできるので単純記憶を強化できる。(←以下に紹介するアプリでも代替可)
  • クイズ形式だからレスポンスが鍛えられる。(←以下に紹介するアプリでも代替可)
  • ゲーム感覚で楽に覚えられる。(←以下に紹介するアプリでも代替可)
  • 単語帳と違ってかさばらない。(←以下に紹介するアプリでも代替可)

なお、アプリで勉強を進めたい生徒は、高速基礎マスターより、英単語アプリmikan というアプリの方がはるかにおすすめである。数百円で鉄壁・単語王など有名英単語帳のアプリ版を体験できるだけでなく、出る準パス単英検〇級のすべてを利用できる。また、自分で単語帳を作成することもできる。さらに、英単語だけでなく山川世界史一問一答のアプリ版や古文単語帳のアプリ版まである。

また、単語帳作成に特化したアプリ「単語帳メーカー」もおすすめである(基本無料)。数百円程度で自動音声発音や広告消去ができるので気になったらしてみてもいいだろう。

悪い点

  • そもそも単語帳・一問一答買ってきてやり込めば合計でも2~3万円で済むものに7万円以上掛けるのはおかしい。絶対におかしい。正直もっと質の良いツールは世の中にたくさんある。
  • 訳語が一対一でしか提示されず、その訳語も普遍性のないものであることがしばしばなので、難関大志望者は+αで単語帳を使う必要性が出てくる。結局はじめから単語帳やっておけば何も問題は起きない。(英語)
  • レベル別に分かれているものは、基礎レベルを修了させないと高いレベルのものに進めない。(いわゆるスモールステップアップ方式)
  • 一度始めたら最後、他の単語帳に乗り換えることは担任の圧力があるので許されない。(校舎による)
  • 相性が悪い生徒にとってはめちゃめちゃ覚えにくい。
  • センター1800をスマホやPCで一応覚えるは覚えるが結局は紙に何度も書いて覚えたほうがいいことに気づく人もしばしばいる。
  • 理科科目の高速基礎マスターは、○○基礎という名前になっており、一見すると基礎科目のみしか扱わないと思われがちだが、マニュアルを注意深く読んでみると、基礎がついていない科目まで扱っている。つまり物理基礎と書かれていても実際は物理の内容まで扱っている。詐欺である。
  • 単語帳を中学レベル~難関大レベルまで揃えても5000円以下、熟語、文法も参考書で揃えても5000円以下、計算練習レベルの問題集(サクシード等)123ABで揃えても5000円程、漢字の参考書は1000円程、語彙も1000円程。以上を合計しても17000円以下である。繰り返し述べるが、どう考えても7万は異常な価格