用語集-さ行 のバックアップ(No.3)


・雑談
講師が授業中に行う余談。生徒をリラックスさせたり、一息入れるために行う。東進では今井先生吉野先生が雑談講師として有名。
ただ映像授業で10分も20分も雑談をされると「俺はこんな話を聞くために7万も払ったわけじゃないぞ!」と考える生徒も少なくない。が、雑談によって授業の分かり辛いor抽象的な部分を噛み砕いていく方式を取る講師も多くいる(現代文なんかが科目の特質からしても顕著である)ので、完全に無視して飛ばすなんてのはいかがかと。

・ザンコク模試
駿台全国模試のこと。設問によっては東大よりも難しいと言われることも多々あるほどの難しさを誇り、結果が余りに残酷になることから、ゼンコクとザンコクを掛けてザンコク模試と呼ばれている(もっと酷くsoon-die 残酷模死とまで言われることも)。平均点は各教科だいたい3割程度。

・産近甲龍
関関同立の一ランク下の関西中堅私大グループの、京都産業大学、近畿大学、甲南大学、龍谷大学の総称。甲南大学の代わりに佛教大学が入り、「産近佛龍」と呼ばれる場合もある。関東の日東駒専と同レベル。

・三大予備校
全国区の知名度と実績を誇る河合塾、駿台、代ゼミの三つの予備校のこと。
関西圏では駿台が、中部地方(特に名古屋)では河合塾が優勢。首都圏は両予備校が拮抗している。
特徴として、講師の代ゼミ、生徒の駿台、机の河合となる。補足すると、机=学習環境の意味。昔の予備校は長机長椅子に3、4人敷き詰められて座っていたため、環境は劣悪だった。

・自習室目的
東進衛星予備校において、自習室代わりに使いたいという要望は多い。地方では公立図書館、公民館の自習室などが自宅から遠いため衛星予備校が自習室として狙われている。しかしそこは東進衛星予備校、一科目だけ受講しようとしてもなんだかんだいって複数科目を勧めてくる。それを断って最小限の受講で自習室として活用するのが衛星予備校との攻防のみどころ。

・実戦模試
駿台が行う大学別の二次対策模試。旧七帝大、東工、一橋、神大、広大用がある。京大実戦は河合塾の京大オープンより質が良い。なお「せん」の字が「践」ではなく「戦」であるところが笑いどころである。

・志望校が母校になる。
代ゼミのキャッチコピー。尚、「第一志望校」とは言っていない。

・白本
代ゼミが出版しているセンター過去問集及び実戦問題集。
予備校が出しているセンター実戦問題集の中では一番簡単といわれている。苦手な科目は白本で自信をつけるために使えとも言われる。

・スタディサプリ
リクルートが運営しているインターネット予備校。元東進の関先生や伊藤先生、柳生先生が在籍している。
月額980円で5教科8科目の全講義を無制限で視聴できる。
授業料が安いから授業の質もそれなり...かと思ったら案外質の高い授業が多くて侮れない。
数学、国語、社会のクオリティーの低さはご愛嬌。一方で英語や理科はかなり質が良く、三大予備校の中堅講師と比べても引けを取らない。
センターのみで必要な科目や弱い分野の補強、演習量の確保に最適。

・駿台予備学校
河合塾、代ゼミと並ぶ三大予備校のひとつ。
大都市圏にしか校舎がないのがネックだが、講師やテキストの質は全ての予備校の中でもズバ抜けている。
現在全予備校中で年度毎の大学生輩出人数1位をキープしており、合格実績は(浪人生を加味すれば)予備校一である。
余談になるが、かなり充実したWIKIが存在し、各予備校WIKIの雛形や共通ページの記述の多くは駿台大阪校WIKIから引っ張ってきたものである。

・駿台模試
明らかセンターより難しい全国マーク模試、標準レベルの全国判定模試、ハイレベルで受験生殺しの異名を持つ全国模試、偏差値インフレが吹き荒れるベネッセ共催の駿台ベネッセ模試、その他東大実戦、京大実戦等の大学別模試がある。
事実、東進主催の模試よりも質ははるかに良く、他の予備校の追随を許さないと言っても過言ではない。

・駿台全国模試
東大、京大などの難関大学受験生対象の記述式模試。かつてはその難度の高さに白紙答案が続出し、数学は平均点が40点/200点満点とも言われた(一つの小問の平均点が0.1点/50点という信じ難い結果が出た時もあるとか)。現在はその難度も緩和されているがそれでも全国レベルの記述模試の中では一番難しい。2014年度からそれまでの年2回から年3回に変更された。

・成成明学獨國武
関東の大学群。入試難易度は(G)MARCHに次ぐ。読み方は「せいせいめいがくどっこくむ」であり、前から順番に成蹊大学、成城大学、明治学院大学、獨協大学、國學院大學、武蔵大学を指す。
なお、GMARCHではなくMARCHとする場合はここに学習院大学も入る(明学ではなく、明、学となる)。
残念ながら、知名度では日東駒専に劣る。

・摂神追桃
産近甲龍より一ランク下の関西中堅私大グループの、摂南大学、神戸学院大学、追手門学院大学、桃山学院大学の総称。「せつしんおうとう」若しくは「せつしんついとう」と読む。
関東の大東亜帝国と同レベル。

・全落ち
文字通り受けた大学全てに落ちること。おめでとう! げんえき は いちろう に しんかした!

・センターボケ
センター試験後に殆どの人が掛かる病気。
戻って来るのに数日~数週間掛かる。
知識分野はもう1度イチから見直した方が良い。
数学等の演習系分野は、基礎の基礎は案外忘れてないので、解けるレベルの入試問題に当たって勘を戻すと良い。
少しでも早く治すためにセンター試験直前でも、過去問を解くなり他の予備校の冬期講習を取るなりして時々は2次対策をしておくと良い。

・全国統一模試
略して全統模試
河合塾の模試。母集団の大きさは日本一。
センター形式の模試では最も質の高い全統マーク模試、標準レベルの全統記述模試がある。
また誠に残念ながら、マーク模試の質は明らかに東進や駿台より良いと言われる。

・早慶上智
日本の私立大学文系の最高峰である早稲田大学慶應義塾大学上智大学の総称。
かなりの難関で、東大志望生といえども、まともな対策を取らずに受験すれば痛い目に遭うこともある。
大体の学部において社会科目が鬼畜めいた難度になる(用語集に少しでも記載があったり教科書の一部にでも書かれていたらばすぐに出題する)。そのくせ、高校レベルをどう考えても逸脱した問題を出しておきながら問題文の日本語が不正確で解答が複数存在してしまい(五択の中で文の捉え方次第では正解と取れるものが2個存在したりする)、大学側が謝罪するということも稀ではない。過去問やってみて全然解けなかった…というのはある意味然るべき。絶望しないこと。周りもそんなもんである。
なお、上智大学を省いて早慶とする、或いは東京理科大学も含めて早慶上理とする、などこのレベルの大学群の括りはバリエーションに富んでる。