荒巻 豊志 のバックアップ(No.32)


荒巻 豊志(あらまき とよし)先生は、東進ハイスクール世界史科講師、元Z会東大進学教室講師。

人物

神(GOD)である。「受験世界史に荒巻あり」と評される東進世界史科トップ講師。

1964年11月10日生まれ。東京学芸大学卒業。松下政経塾卒塾(9期生)。母が満州出身であることを明かしている。専門は選挙制度の分析。

論述文章記述型問題の対策や歴史の複雑な背景の解説をさせたら、師の右に出る講師はいない。知識を詰め込むというよりは大局的な授業をなさる。

世界史の文章記述形式の入試問題を「論述」と呼ぶことを好まない。

東大や一橋といった丸暗記だけでは解けない、難解な論述文章記述問題が出題される大学向けの講師。一方で、大量の知識が必要となる難関私大にはやや不向きか。

知的好奇心を刺激し、逃げ出したくなるほど緊張感の張り詰めた授業を行う。地図・政治経済に関する理解の重要性をよく説かれる。

ランダムもしくは席順に生徒に質問する形で行われることが多い。

質問に答えられない、もしくは”おかしな”珍答をしてしまうと師のお怒りに触れることも多々ある。

(これについては「世界史記述問題演習Ⅱ」の中で師からの言及がある。かなりパンチの効いた発言をしていた模様。)

強い口調で日本の教育や、外交問題などに対して辛口な批評をすることがあるが、世界史教育における強い情熱が感じられる。

徹底的に論理を追求し、単なる用語の暗記を超えたところに授業が展開される。語彙の使用にも敏感で論述で「そして」「また」「その後」を『論理関係をごまかす語』として使用を厳禁している。師の模範解答は一本筋が通っており、問題文から出題者が何を解答の軸として求めているかを読み取り、その軸から最初から最後までずれることなく書かれているため、非常にわかりやすい。

師の語る歴史は本当に面白いので、世界史の虜になる受験生が毎年発生する。

ただし、所謂「綺麗な板書」はしないので、ノート取りは大変。大学の授業に近い。

「東大に中国史の大論述は出ない」と豪語し、その理由を東大に中国史に精通する教官がいないとしている(実際東大入試では30年近くも中国史が大論述の素材として使われていない)。

政経塾では、ナショナリズムの行方と公共性の考察及び明治憲法体制と日本人の政治行動を中心に取り組んでいたらしい。

競艇に夢中になり、それが原因で著作の執筆を大幅に遅らせてしまった経験がある。

バイクにかなり入れ込んでいる。

和服を好み、教壇に立つときもよく着ている。

女子には男子と比べると多少甘めであるが、やや紳士的というレベルであって女子にデレデレするわけでは断じてないので、師の怒りを免れることは当然出来ない。

東大特進でLIVE授業を受講する際には、きちんと予習&復習をしてから授業に臨むようにしたい。(もちろんガムを噛んだり、肘をつくのは厳禁!)

LIVEの授業では、調べるための道具として携帯の使用も許可している。

たまに行う板書は、複雑な歴史的事象が線を超え面でつながるという他では味わう事の無い知的快感を覚える。なお、大阪校での授業日に誤ってお茶の水校に出社してしまったというオチャメな一面もおありである。(2コマ連続でのテストを実施することで対応した)

 

↑の文章がいつ書かれたのかはわからないが最近の師は東大特進で生徒を叱ることなどはまったくなく、とても落ち着いた雰囲気で授業を展開なさる。また、最近の授業ではトランプ元米大統領を崇拝する右翼カルト陰謀論であるQアノン(QAnon)についてしばしば取り上げる。

  

受験生時代、選択した科目は日本史と地理であったそうだ。(師が大学時代をいかに過ごし、現在に至るのかは知る由もない。)

余談だが師曰く“GOD”を“神”と日本語訳するのは誤訳だそう。なぜなら日本には“神”がたくさんいるがキリスト教やイスラム教における“GOD”は唯一神だからとおっしゃっている。

2017年度の映像だけなぜか髭を生やしておられる。

電子黒板にペンを使わず指で書き込むことが多い。

「なんなのこれは」

「◯◯もヘチマもない」

「うんぬんかんかん」

「有り体に言ってしまえば」

「(国同士の争いの話で)やっつける」

「ちゃんちゃらおかしいぜ」

「幼稚園みたいな」

「one of them」

「問いの立て方が間違ってるのね」

(チェコスロヴァキアについて)「なんていかがわしい国名か」

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