吉原 修一郎 のバックアップ(No.38)


吉原 修一郎(よしはら しゅういちろう)先生は、東進ハイスクール数学科講師、駿台予備学校数学科講師、東大進学塾エミール講師、元SEG講師。

人物

兵庫県高砂市出身。岡山白陵高等学校卒業。慶應義塾大学理工学部機械工学科卒業。

駿台と掛け持ちしている。理数系に強いと言われる駿台数学科の若手NO.1の人気実力講師で、その実力は駿台総本山のお茶の水校にて東大理系コース(トップの東大理系演習コースの次点)を任されるほど。その評価の高さはお茶飲みwikiに詳細がある。
指導法はオーソドックスながらも実践的かつ本質的。「入試問題における定石となる考え方」という言葉をよく使い、その言葉通り、数学の問題に出会ったときのアプローチを体系的に教授なさる。
青木先生と同じSEG講師だったからか、特に写像分野において青木先生と似たような解説をなさる。例え話や擬人的な説明をよく用いる点も青木先生と似ている。
一方で、長岡先生青木先生の授業ではお馴染みの論理記号の使用には否定的である。「論理記号を教えたこともあったがほとんどの生徒が誤用していたためやめた」とおっしゃっていた。また、「数学の細かな論理について生徒に押し付けることは自己満足である」ともおっしゃっていた。(とはいえ、師が授業で論理の厳密性について誤魔化すことはほとんどない。)また、「ファクシミリの原理」「順像法・逆像法」「バームクーヘン積分」等の受験用語も、正統な数学用語ではないとして嫌っておられる。嫌っておられつつも、過去問の解答解説などで出てくるからと言って渋々解説なさる。ちゃっかり授業の題名にしちゃったりもする。上記のように、細かな表現へのこだわりの強いが、ただのこだわりではなく全て師なりの理由がある。なお、他講師の批判は決してしない。

2025年より師の初の特設単科である入試数学の戦術(文理共通)がリリースされた。入試数学における定石とされる考え方を教授なさる。近い将来、トップ層のエンド講座としてぐんぐんや真髄に割って入る講座になるに違いない。
今後、青木先生長岡先生と比較されるようになるだろうから、三者の違いを述べる。
三者とも論理や厳密性に向き合った授業をする。一般的な参考書などでは得ることのできない理解の深化と、本物の数学の実力がつく。
三者の相違点を述べると、
・論理や厳密性を重視し、問題の解説と演習量が手厚い長岡先生
・なぜ問題が解けるのか、という基本原理に立ち返って豊富な例えで分かりやすく説明なさる青木先生
・問題に対しどのように考えれば良いのか、という解法選択を体系的に教授なさる吉原先生
であり、理解重視の青木先生と演習重視の長岡先生のちょうど中間に位置する実戦的かつバランスのとれた講師である。
もし余裕があるならば、青木先生で基本原理を徹底的に理解し、吉原先生で定石と解法選択を体系的に学び、長岡先生で演習を積めば、鬼に金棒どころの話ではない。(しかし、金銭的、時間的にもかなり非現実的ではある)

上記の通り、真髄やぐんぐんの受講生でも師から学べることは決して少なくない。
また、真髄を学び始めるのは厳しい(時間的、金銭的余裕がない)が、ぐんぐんは理解が追い付かず消化不良にならないか不安である(実際にそのような生徒は多くいる)という上位校志望の高3生にもおすすめできる講師である。

「この位置でボケーとしてたら…」
「それってあなたの願望ですよね?」

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*1 2021年度