一年間の流れ のバックアップ(No.9)


十二月

  • 東進ではなぜか十二月から新学年となる。顧客を逃さない戦略だろう。
  • 新年度の講座の決定
    • 担任は10講座以上取るように迫ってくるが、一科目につき1,2講座くらいが妥当。センターでしか使わない科目は余程苦手でない限り必要ない。高3なら6~8、高1・2なら4~6講座くらいが妥当。
    • あとから、取れそうだったら取る、または、過去問演習講座のために1枠空けておく、というのもあり。ただし、過去問演習講座の解説授業は、別途支払いが必要。

一月

  • 謹賀新年
    • 辛く長い一年の始まり
  • センター試験同日体験受験
    • 一年後に迫ったセンター試験のレベル&緊張感を体験しよう
    • センター失敗して落ち込んでいる受験生を見て受験の厳しさを知る
  • 新年度特別招待講習スタート
    • 志の高い新高1・2生や受験勉強に乗り遅れた新高3生が大挙してやってくる。
    • この時期、一時的に自習室や授業ルームが混み合う。

二月

  • 第1回共通テスト本番レベル模試
    • 新年度にスタートした授業の成果はほとんど出ない。
    • 昨月(一月)に受けた同日模試よりも難しいし、平均も下がる。
    • 一月のセンター試験の問題傾向は反映されていない。恐らく一月のセンター前に作問されている。

三月

  • 国公立大・私立大の試験が全て終わる。
    • 浮かれる受験生・絶望している受験生を見て受験の厳しさを知る。
  • 3月高1・高2レベル記述模試

四月

  • 新年度スタート
    • 学校での学年も一つ上がり、受験生としての自覚が芽生えてくる。
    • 浪人生はみんな落ちたばかりで目が死んでいる。
  • 第2回共通テスト本番レベル模試
    • 「高3になってようやくちゃんと勉強し始めましてん」的な奴が大量にいるため、平均点は想像を絶するほど低い。
    • 浪人生はやはりまだ目が死んでいる。
    • この模試の校舎ランキングの上位のほとんどを浪人生が占める。一年の積み重ねはすごい。

五月

  • ゴールデンウイーク
    • それは世間の話。思いっきり遊びたいなら来年に。
  • 夏期講習申し込みスタート
    • 内容は過去問演習講座の共通テスト対策&二次私大対策&講習パック。コースの種類は100種類以上あり、志望校によってコースが変わってくる。安いと150,000円、高いと350,000円ほど。
  • 第1回早慶上理・難関国公立大模試、全国有名国公私大模試
    • 難易度は実施回によって共通テストレベル~難関大二次の応用レベルまで乱高下する。
    • しかし、間違っていたところは自分がわかっていないことであることであるので適宜解説授業を利用しつつ復習を怠らないようにしよう。

六月

  • 共通テスト過去問演習講座スタート
    • 担任が(5月の夏期講習申込時に)取るように勧めてくるが、私大志望or共通テストの配点が低い国立志望ならわざわざ取る必要はない。
    • この頃から担任に共通テスト対策を中心に勉強するように言われると思うが、実力不足の現役生は夏までは○○対策を進めるより基礎学力の確立と苦手分野の克服が先。そのための教材として共通テストやセンター試験の過去問を使おう。
    • 校舎で共通テスト問題演習会が開かれることがあるので講座を取った生徒は積極的に参加しよう
  • 第1回旧帝大本番レベル模試
    • 2020年度は、7月に延期された。
  • 全国統一高校生テスト
    • 受験料無料ということもあって受験者数は東進の模試としてはとても多い。
    • 決勝大会(別名iPad争奪戦)という意味不明なシロモノがある。
      • 2020年度第1回(6月)は、決勝大会中止のため、出場表明をした人(棄権しなかった人)全員にiPadではなくSurface Pro 7が贈呈された。
    • 2018年度からは、6月・10月の2回実施となる。
    • この模試後の面談で担任から通期中間講習を+αでとるように勧められることもある。

七月

  • 夏休みスタート
    • みんな「今年の夏はやったるでー!!」みたいな感じになる。が1、2週間後には失速してる人が多い。自分はそうならないように気を引き締めよう。
    • 生活リズムを崩さないよう早寝早起きを心掛けること。サマータイムを積極的に利用しよう。
    • 夏休み中に講座を終わらせるよう言われるので、授業ルームが混みだす。
    • 未受講の講座が残っている人は急いで終わらせよう。
    • ただし、受けるだけでは実力はつかない。しっかり復習もしよう。
    • 受講済みの講座の復習を最優先にしよう。9月以降に効果が現れてくる。
    • 余裕があれば高校での未習分野もやっておくこと。また共通テストの試行調査問題センター試験の過去問にも触れておくと良い(模擬問題は演習量の補充用。傾向と対策としては殆ど参考にならない。特に現代文はどの予備校のものもあまり参考にしないように)。
    • 自習でも休憩を取らないと自習がだれてくるので小休憩はちゃんと取ること。
    • 自習室や授業ルーム、公共交通機関もクーラーがガンガン効いているので、外との温度差で体調を崩さないよう注意。
    • 推薦・AO入試の出願は秋に行われるが、大学によって日程が異なるため受験する人は夏期の内にチェックしておくこと。
  • 夏期特別招待講習スタート
    • 「この夏から頑張ろう!」という高1・2生、「そろそろヤバくね?」と焦り始めた手遅れだと気づいていない部活生&DQNが大挙してやってくる。
    • 所謂、駆け込み需要。概ね高3の始めあたりからチラホラやってきて夏休み前辺りがピーク。夏後半位に来る奴は本当に手遅れな奴か自宅近くに自習室が欲しい遠距離通学者かインターハイ・高校野球などに出ていた部活ガチ勢のいずれかである。
  • 第2回早慶上理・難関国公立大模試、全国有名国公私大模試
    • しっかり苦手分野を確認し復習をしよう。
  • 夏期合宿スタート
    • ハイスクール所属の一部高3生は「参加して当然」というスタンスで担任からプレッシャーをかけられる。
    • 合宿の5日間は本当に英語しか勉強(という名の音読しか)しないので、英語力が安定しているならば無理に参加する必要はない。
    • 参加申込をしたあと、説明会では「この合宿に参加しただけで成績は伸びません!」と言われる。
    • 参加した限りは授業に主体的に参加しよう。
  • 二次対策 過去問演習講座スタート

八月

  • 夏休み後半戦
    • だれる→焦る
    • 計画が崩れてしまっても諦めずに組み直して対応しよう。
    • この頃からAO入試の出願が始まるので受ける人は注意。
    • 東進で働き方改革が起きたらしくお盆休みができた校舎もあるとか。
    • 校舎によってはお盆は開けて9月に振り替え休みにするところもあるとか
  • 第2回東大、京大本番レベル模試
    • 2017年度より新設。
  • 第4回共通テスト本番レベル模試
    • この模試の結果で受験校をとりあえず決定するので頑張ろう。
    • 「夏休み終わったからって気抜くなよ!」という叱咤激励をこめてか、難易度は普段より高め。

九月

  • 二学期開始
    • 前半のノンビリとした空気が変わり、徐々に焦りが生まれてくる。前半に比べ、徐々に自習室が混み始めてくるのもこの頃。模試が多くなってくる。
    • 学校説明会が始まってくる。願書が貰える所も多いので自分の志望校の説明会の日程はチェックしておくこと。一部の私立は願書が有料であるのでここで入手できるとよい。事前予約は不要。
    • 自分の今の実力と志望校のレベルの差に愕然とする現役生が大量に発生する。みんな衝撃を受けているので必要以上に落ち込まないこと。
  • 共通テスト願書配布
    • 出願は主に学校全体で行うが、絶対に出願を忘れないこと! 念のため願書のコピーを取っておくとよい。
    • 受験費の振込を忘れないように注意。
  • 仕上げ特訓コース申込開始。
  • 9/15に高3生の入学は締め切られる。
    • こんな時期に入学して受験勉強を始めても合格できる可能性は低すぎるのは言わずもがななので当たり前だが。
  • 第3回早慶上理・難関国公立大模試、全国有名国公私大模試
    • 問題の難易度は低くない。
    • 年度によっては第二回駿台全国模試(ハイレベル)と重なることも。難関大志望者は母体の多い駿台の方を優先してもよいだろう。
  • 志望校別単元ジャンル演習開始

十月

  • 共通テスト試験出願開始
  • この頃に受験用宿泊受付も始まる。現役生は恐らく学校でしている所も多いので、それも吟味して安くて近い宿を早めに取っておこう(試験会場近くのホテルの宿泊費はお盆並みに高い)。
    • 宿泊施設斡旋は各大学の生協がしていることもある。ホテルからの送迎や試験日の昼食手配などもやってもらえることがあるので、一度調べてみるとよい。
    • 受験校を変更する場合、宿のキャンセルを忘れずに。倫理的にも良くないし、莫大なキャンセル料を取られる。
  • 怒涛の模試ラッシュ
    • 一週間に4回模試があることも。
    • この時期に体調を崩す人も多く、風邪が流行るので注意。
    • またこの頃からAO入試の出願が本格的に始まるので、受ける人は忘れずに出願しよう。
  • 第3回東大、京大本番レベル模試
  • 全国統一高校生テスト
    • 受験料無料ということもあって受験者数は東進の模試としてはとても多い。
    • 決勝大会(別名iPad争奪戦)という意味不明なシロモノがある。
    • 2018年度からは、6月・10月の2回実施となる。
  • インフルエンザの予防接種スタート
    • 本番当日にインフルエンザでダウンなど笑えないので、不安な人は接種すべし。
    • ちなみに、東進のスタッフは義務付けられている。

十一月

  • 二次試験まで100日を切る。
    • いよいよ本格的に焦りが出て来る。自習室が埋まっていることも。
    • 共通テスト後は感覚を取り戻すための復習で忙しく、私大対策がろくに行えない可能性が高い。複数校受ける人は共通テスト対策を本格的に始める前に私大の過去問にも触れておくべきである。
    • 防衛医大の一次試験が始まる。優秀な医学部志望生がお試し受験として受ける。
    • 推薦入試の出願が本格的に始まるので、受けようとしている人は注意。
  • 推薦・AO入試シーズンスタート
    • 推薦・AO入試合格を狙っている人は全力で頑張ろう。
  • 第2回旧帝大本番レベル模試
  • 第4回早慶上理・難関国公立大模試、全国有名国公私大模試
    • 持てる力の全てを出し切り、残りの期間で結果を踏まえた最終調整を行おう。
  • 第1回千葉大、広島大本番レベル模試
  • 冬期特別招待講習スタート

十二月

  • 冬休みスタート
    • 流石のDQNも勉強を始める。(もう遅い)
    • 共通テスト対策に集中しよう。
      • ただし理系は、数学Ⅲを一切やらないと感覚が鈍るので(特に数Ⅲ積分)、共通テスト対策をメインにしつつ、数学Ⅲの演習も継続しよう。
    • インフルエンザが流行り始める。手洗いうがいの励行、マスクの着用、規則正しい生活を心掛けておくこと。センター試験で体調を崩しにくい上に、頭をフル回転出来るので朝型に切り替えておくのがオススメ。
    • 冬という時期柄、入試が近いこともあり心身共に健康を崩しやすい。自己管理の徹底がこれまで以上に重要だろう。
    • 勉強しない時にはしっかりと休養しよう。気の合う友人と話したり、美味しいものを食べたり…
      過度にピリッとしても、必要以上に緊張してしまうので。
    • この時期に新しい形式の講座が次々開講されるが、下手に講座ばかり取ると焦りがドンドン生まれるだけなので、戦略的に取っていきたい。 参考書の買いすぎも禁物。
  • 最終共通テスト本番レベル模試
    • 高得点を取っておくと精神的に楽になるので頑張ろう。
    • 「本番が難化しても焦るなよ!」という叱咤激励を込めてか、難易度は普段より高め。
  • 地歴公民千題テスト(文系のみ)
    • その名の通り、地理・日本史・世界史・政治経済の中から自分の選択科目の記述式(たまに選択式)問題を合計1000題解く。
    • 受験生があまりにも多い首都圏の一部校舎を除き、基本的には2日間に渡って実施されるので安心。
  • 大晦日英語千題テスト(受験生用)
    • その名の通り、英語の問題1000題を解くが、近年は問題数が徐々に増え、1200題を超えているらしい。
    • 全問マーク式だが、その範囲は英単語・英熟語・英文法・会話表現・長文速読など多岐に渡る。
    • なお高速基礎マスターの問題が割とあるので事前に問題を解いておくと高得点を取れるかも。

一月

  • 正月英語千題テスト(低学年用)
    • こちらも受験生と同じく全問マーク式だが、高速基礎マスターに完全対応しており、英単語・英熟語・英文法のみの出題で、1000題も無いので低学年は安心だ。
  • 正月英語特訓
    • 英語が苦手な人の最後の追い込み。
  • 共通テスト直前
    • 受験生のプレッシャーとロビーのやかましさがピークに達する。
    • 一部私大の一部の試験方式(共通テスト利用など)は出願がこの時期まで。
  • 共通テスト試験
    • 全力を出し切ろう。
    • 1日目に自己採点は自信があってもしない方が良し。ただ気になり過ぎて二日目の試験に集中出来ないほどなのであればやっても良いかと。
  • 共通テスト自己採点
    • 現役生はたいてい河合塾と駿台のセンターリサーチを学校で受ける。結果は3日後に返って来る。
    • ここで浮かれる人と落ち込む人の二種類の人種に分かれる。現実は残酷である。
  • 国公立大学出願開始
    • ここからは今まで以上に一日一日が大切。
    • 例年インターネット上でで河合塾や駿台が公開しているセンターの成績で大学ごとの判定を調べられるシステムがあるので利用しよう。
    • 共通テスト後に担任と面談があり、そこで現実を突きつけられる。そして出願へ・・・。今後の伸びに期待するか安全パイを狙うかの2パターンある。いずれにせよ油断は禁物。
    • センターが終わるといわゆる「センターボケ」から戻って来るのに数日~数週間かかる。知識系は一から見直した方が良い。数学等の演習系は、基礎の基礎は案外忘れてないので新しい入試問題(解けるレベル)に当たって勘を戻すと良い。
    • 基礎力を充実させた現役生はこの時期に大きく伸びる。第一志望に向かってひたすら突っ走れ!
    • 浪人生はまあ...頑張れ!
    • 受験校を確定したら、ホテルの予約をしていない人はすぐにする。明日するとかいってはいけない。事前に他大学受験も想定していて複数のホテルに予約していた人はキャンセルすること。
  • 第4回東大、京大本番レベル模試
    • センターボケ解消を目的にした模試。大手では唯一センター後に実施される冠模試。難易度は高い。
    • サボって二次の過去問をする人も多い。
  • 私立・AO戦争勃発
    • 私立・AOに全落ちすると国立でプレッシャーかかるからなんとか頑張れ!
    • 私立1つも受けず自分を追い込むという手もあるにはあるが・・・。
    • 親が私立を受けさせてくれないという人もいるらしい・・・。

二月

  • 推薦・AO入試合格発表シーズン
    • 合格した人は一足先に弾ける。東進への合格報告と入学手続を忘れずに。
  • 国公立前期二次試験直前
    • 私立組が徐々に減って行き、自習室人口も減り始める。全体的に平穏というか静寂な雰囲気に包まれる。廊下で騒ぐ人激減。この違いは実際に凄い。センター失敗した連中は鬱になるか、自主休校するため、国立への仁義なき戦いに向けたピリピリムードが広がる。ロビーで騒ぐDQNも激減。本来あるべき姿。この時期の勢いを1年間保ててたらどんな大学でも行けた気がするのは俺だけ・・・?
    • 受験のために他地域に移動する生徒が続出する。いわゆる「民族大移動」の時期である。この時期のホテルの値段はお盆並みに高騰するし、近いところは満室とか普通にある。
  • 国公立前期二次試験
    • 今までの努力をぶつけよう!
    • 前期試験が終わって上手くいけた人は浮かれ、いけなかった人は頭が真っ白になる。だけど自分が上手くいったからと言って周りがもっと上手くいってたら不合格になり得るし、逆に自分が上手くいかなかったからと言って周りがもっと上手くいかなかったら合格になりうるし、何よりも終わった事はどうしようと変える事は出来ないので、結果がどうであれ前期のことはもう忘れて中後期の対策に力を注ごう。

三月

  • 公立中期二次試験
    • 前期の結果が不安だけど気にせず全力を出し切れ!
  • 国公立前期合格発表
    • 合格した人は長い監獄生活から解放される→そして弾ける。東進に合格報告しよう。
    • 落ちた人は後期へ
  • 国公立後期二次試験
    • 絶望的な状況の中最後の望みを持って出陣!
  • 国公立中期・後期合格発表
    • ようやく全てが終わり、来年に向けての準備に追われる。
    • 受かれば安堵もの、落ちれば絶望もの。
    • 落ちた人は担任の温かい励ましと勧誘のために来年度入試に向けた東進本科生用パンフレット20〇〇というものが渡される。