東大英語-読解問題の見方・考え方・解き方- のバックアップ(No.16)


講座情報

  • 講座コード:4075
  • 担当講師:太先生
  • 収録年度:2014年度
  • 授業回数:90分*20回
  • 確認テスト:20回
  • 講座修了判定テスト:2回
  • レベル:10~11
  • キャッチコピー:ミクロの視点とマクロの視点を通して英文読解を極める
  • 対象学年:高3・高卒生
  • 講座の対象:東大を第一志望とする生徒
  • 講座の目標:東大入試の英文読解に必要な英文の読み方を身につけ実践力を養成する
  • 学習項目:東大のための英文読解
  • 学習内容:Part 1 では、ミクロの視点とマクロの視点を活かした英文読解の方法論を体系的に学び、どのような英文でも正確に深く解釈できるようにします。Part 2 では、東大の過去問を織り交ぜながら、Part 1 で身につけた重要事項を東大入試に応用するための実践力を鍛え、読解力を完璧な形に磨いていきます。
  • 受講上の注意:Part1、[通期中間]、Part2、[通期後①]の全30講となります。Part 1→Part 2 と進むこともできますが、理解を深めるためにPart 1 →[通期中間]→Part 2 と進むことを推奨します。
  • 必須講習講座:
  • 事前受講講座例:構文理解から難関大の英文を読み解く
  • 予習の仕方:未記載
  • 復習の仕方:未記載
  • 講座の構成:
    講数内容
    Part1-1〔A〕S とO の形態/〔B〕文と文の連続性・文関係
    Part1-2〔A〕C の形態/〔B〕情報の流れ
    Part1-3〔A〕名詞修飾の形容詞句/〔B〕文整序〈文の連続性と文関係に着目〉
    Part1-4〔A〕名詞修飾の形容詞節/〔B〕文整序〈文の連続性と文関係に着目〉
    Part1-5〔A〕副詞句・副詞節/〔B〕文空所補充〈情報の流れに着目〉
    Part1-6〔A〕代名詞/〔B〕パラグラフ整序〈情報の流れに着目〉
    Part1-7〔A〕比較/〔B〕要約・下線部和訳〈文の強弱に着目〉
    Part1-8〔A〕否定/〔B〕要約・下線部和訳〈文の強弱に着目〉
    Part1-9〔A〕仮定法・話法/〔B〕空所補充・指示語の説明・下線部和訳〈文関係に着目〉
    Part1-10〔A〕特殊構文/〔B〕文空所補充〈情報の流れに着目〉
    Part2-1下線部和訳
    Part2-2下線部和訳
    Part2-3大意要約
    Part2-4大意要約
    Part2-5文補充・パラグラフ補充
    Part2-6文補充・文削除・パラグラフ補充
    Part2-7総合問題
    Part2-8総合問題
    Part2-9実戦演習
    Part2-10実戦演習

この講座について

神(GOD)の講義である
 2018年度をもって廃止された福崎先生の『東大英語』や、2019年度に開講された森田先生の『東大対策英語』とは異なり、主に英文読解のみを扱う講座。
 まずPART1では短めの例文や簡単めの問題を用いて特殊構文や複雑な構文の解釈・和訳法及び基本的なディスコースマーカーと論理展開を学ぶ。1講ごとに構文解釈・和訳の例文が3題、東大のような長文の中の一部の和訳の問題が1題、論理展開を学習するための例題(短いものが2~3題もしくは普通の長さの物が1題)が扱われる。
 通期中間講習以降は完全な演習形式になり、予習ですべて問題を解いておいてその解説を授業で受けるという形式になる。全てが既出事項の復習ではなく、文字数の詰め方や内容の切り方など、より実戦的な「解き方」のストックを、問題を解きながら少しずつ増やしつつ、膨大な分量を処理する東大英語に絶大な威力を発揮する直読直解法を学ぶという形式になる。冬期講習になると新出事項はほぼ出てこない。
 宮崎先生と対照的で、論理的に英文を読み、解答を作り上げる授業をする先生なので、東大特進や過去問演習講座宮崎先生が合わないという人は是非受講をお勧めする。毎回濃密な講義で、とても早口なので、1.5倍では厳しい場合もある。それに伴い扱う物量も大変多いので、復習には時間がかかると覚悟しておいた方が良い。
 収録は2014年であり、近年の英語の難化に対応できるか不安がる人が居るかも知れないが、理科3類志望などで、読解問題以外も安定して高得点が要求されるレベルである90、100点以上を狙おうとしない限り、単純な難易度上の問題はまずない。90、100点以上狙いでも、読解問題はかなり強くなれるだろう。ただし大問5の対策は、他の大問と比べやや薄いので注意。
また、授業では東大以外の大学の過去問を東大型に改造した問題やオリジナル問題も数多く扱うので、過去問をやってしまった人でも十分な演習量を確保できる講座である。
一点注意が必要なのだが、第20講の演習2の1997年の東大の5番の問題の(1)の答えを(ア)、(イ)、(エ)と言っている(テキストにも記載)がこれは完全な間違いであり(イ)は答えではない。講師の間違いであり受講者は気をつける必要がある。
【お知らせ】
太先生は2018年度をもって東進を去られましたが、講座自体は2019年度も受講可能です