吉原 修一郎
吉原 修一郎(よしはら しゅういちろう)先生は、東進ハイスクール数学科講師、駿台予備学校数学科講師、東大進学塾エミール講師、元SEG講師。
人物
兵庫県高砂市出身。岡山白陵高等学校卒業。慶應義塾大学理工学部機械工学科卒業。
神(GOD)である。
これからの東進数学科を担う(いや、担わなければならない)ニュースター。東進運営陣は師のような逸材を死守しなければならず、間違っても冷遇してはならない。東進運営には多数の前科がある
駿台と掛け持ちしており、理数系に強いと言われる駿台数学科の若手NO.1の人気実力講師である。その実力は駿台総本山のお茶の水校にて東大理系コース(トップの東大理系演習コースの次点)を任されるほど。その評価の高さはお茶飲みwikiに詳細がある。
その人柄の良さを感じさせる柔和な語り口と、素早い板書が特徴。軽やかな口調から捻り出される解答の美しさは多くの生徒を魅了する。
指導法はオーソドックスながらも実践的かつ本質的。入試問題における定石を体系的に説明してくださる。どの分野を教えても極めて評価が高いが、特に師の良さが存分に発揮される分野として、初等・解析幾何およびベクトルなどの複数の解法から最適解を選択する必要のある図形問題があげられる。入試数学の戦術(文理共通)における図形問題の解放選択講座は、全受験生必見の内容である。
論理に深く踏み込んだ原理解説も光る。青木先生と同じ元SEG講師のためか、特に写像分野において青木先生と似たような解説をなさる。例え話や擬人的な説明をよく用いる点も青木先生と似ている。
同値を意識した授業を展開なさる。同値変形についても、その重要性を度々強調なさる。
一方で、長岡先生や青木先生の授業ではお馴染みの論理記号の使用には否定的である。これは師が数学の論理を軽視してるわけではない。師の、論理記号の使用は高校生にとってはハードルが高いため結果的に自分の首を絞めることになるとの考えのためである。
上記に限らず、師は高等学校の指導要領から過度に逸脱することをあまり好まない。また、所謂受験用語や受験テクニックなども意識的に使わないようにしていると思われる。例として、順像法や逆像法、ファクシミリなどの用語を使わない。また、バウムクーヘン積分は直接使用しない(その代わり、部分積分によって瞬時に導いて用いる)など。あくまで教科書の範囲内の内容を、受験生が使いやすいように噛み砕いたり、深めることによってより実践的で、本質的な方法論を習得できる。また、場合の数における重複度や、角度を変数においたときの一般角の扱いなど、受験生が見落としがちな、それでいて一度は悩んだことがあるような事項に踏み込み、快刀乱麻な解説をなさる。
ここまで読むと、青木先生のアンチテーゼのような気がするが(実際にその側面があることは否定できないが)、両者の相性は抜群である。青木先生のもとで追求した基本原理を、受験で使えるレベルに引き上げる存在として、師ほどの適任はいないだろう。毎年東進で大量発生する、数学の真髄基本原理追求編を受けただけで数強になった気でいるイキり青純キッズ真髄erの救世主である。
長岡先生の年齢を考えると、順当に行けば上位勢のスタンダードは現在の青木・長岡2トップから青木・吉原2トップへと今後移行していくと思われる。(そして吉原1強時代へ…)
師の受験数学(応用)は、他の講師の担当する受験数学とは一線を画すクオリティを誇る。
数学がそれほど得意でない生徒を対象に、基本的な事項から、理論と定石の両方を丁寧に解説なさる。ぐんぐんや真髄の前講座として受講しておきたい講座である。参考までに、東進のパンフレットにおける難易度は数学ぐんぐん(基本編)と同程度となっている。
2025年より師の初の特設単科である入試数学の戦術(文理共通)がリリースされた(後日理系編もリリース)。入試数学において定石とされる考え方を教授なさる。近い将来、トップ層のエンド講座としてぐんぐんや真髄に割って入る講座になるに違いない。
今後、青木先生や長岡先生と比較されるようになるだろうから、三者の違いを述べる。
三者とも論理や厳密性に向き合った授業をする。一般的な参考書などでは得ることのできない理解の深化と、本物の数学力がつく。
三者の相違点を述べると、
・論理や厳密性を重視し、問題の解説と演習量が手厚い長岡先生
・なぜ問題が解けるのか、という基本原理に立ち返って豊富な例えで分かりやすく説明なさる青木先生
・問題に対しどのように考えれば良いのか、という解法選択を体系的に教授なさる吉原先生
であり、理解重視の青木先生と演習重視の長岡先生のちょうど中間に位置する実戦的かつバランスのとれた講師である。
また、駿台という受験数学における正統派に身をおいているという安心感は、青木先生や長岡先生にはない良さと言えよう。
これは編者の個人的な感想だが、解説や解答のスマートさにおいて、両者をも上回ると思う。どんな難問も涼しい顔で解いてみせるので自分が賢くなったと錯覚してしまうことも。
もし余裕があるならば、青木先生で理解を深め、吉原先生で定石と解法選択を体系的に学び、長岡先生で演習を積めば、鬼に金棒どころの話ではない。
上記の通り、真髄やぐんぐんの受講生でも師から学べることは決して少なくない。
また、真髄を学び始めるのは厳しい(時間的、金銭的余裕がない)が、ぐんぐんは理解が追い付かず消化不良にならないか不安である(実際にそのような生徒は多くいる)という上位校志望の高3生にもおすすめできる講師である。
「この位置でボケーとしてたら…」
「それってあなたの願望ですよね?」
「餌あげて回収」
担当講座
- 通期講座
講座コード 講座名 84730 入試数学の戦術(文理共通) 83380 受験数学(文理共通)応用 83703 受験数学(理系)応用 - 高等学校対応数学
講座コード 講座名 82499 数学Ⅰ-上級-データの分析 82502 数学A-上級-整数の性質 - 仕上げ特訓講座
講座コード 講座名 82415 早大対策数学 理工系学部 総合演習 82440 慶大対策数学 理工学部 総合演習 - スーパーエリートコース
講座コード 講座名 81826 スーパーエリートコース 中3数学ライブ授業*1