スタンダード日本史B PART1/PART2
講座情報
- 講座コード:3655(PART1)・3660(PART2)
- 担当講師:金谷先生
- 収録年度:2014年度
- 授業回数:90分*40回(PART1・PART2 各20回)
- 確認テスト:20回(PART1・PART2 各10回)
- 講座修了判定テスト:2回(PART1・PART2 各1回)
- レベル:1~6
- キャッチコピー:体系的理解を深め、実力向上を約束する白熱講義
- 対象学年:高2・高3・高卒生
- 講座の対象:難関・有名私大入試や国公立大学ニ次試験で日本史を選択し、日本史の総合理解を深めたい生徒
- 講座の目標:難関・有名私大入試や国公立大学二次試験レベルの情報量と応用力を身につける。
- 学習項目:〈PART1〉○原始・古代~近世初期 〈PART2〉○近世中期~終戦
- 学習内容:日本史は、理解して納得して頭に入れていけば、誰でも入試レベルまで到達できます!本講座では、日本史が苦手な人でも理解できる講義を展開しながら、入試問題では「どこが」「どのように」出題されるのか、という実際の出題パターンを多くとり上げます。通史の理解を深めること、実戦力・得点力の養成にも重点を置いているので、この講座を中心に入試対策に取り組むことで、確実に入試問題攻略へ近づくことができ、受験生の疑問・不安が解消されます。
- 受講上の注意:通年講習講座として、戦後史、文化史Ⅰ・Ⅱ、日本社会経済史Ⅰ・Ⅱ、テーマ別日本史Ⅰ・Ⅱ、日本史資料問題の攻略の講習が開講されています。
- 必須講習講座:
- [通年]8262 スタンダード日本史B(戦後史の攻略)
- [通年]8280 スタンダード日本史B(日本文化史Ⅰ)
- [通年]8294 スタンダード日本史B(日本文化史Ⅱ)
- [通年]8356 スタンダード日本史B(日本社会経済史Ⅰ)
- [通年]8365 スタンダード日本史B(日本社会経済史Ⅱ)
- 事前受講講座例:ベーシック日本史
- 予習の仕方:未記載
- 復習の仕方:未記載
- 講座の構成:
- PART1
講数 内容 第1講-1 原始時代の日本 第1講-2 原始時代の日本 第2講-1 ヤマト政権の成立 第2講-2 ヤマト政権の成立 第3講-1 ヤマト政権の成立と律令国家 第3講-2 ヤマト政権の成立と律令国家 第4講-1 律令国家の展開 第4講-2 律令国家の展開 第5講-1 律令体制の再建と崩壊 第5講-2 律令体制の再建と崩壊 第6講-1 院政と平氏政権 第6講-2 院政と平氏政権 第7講-1 鎌倉幕府の展開 第7講-2 鎌倉幕府の展開 第8講-1 南北朝の対立と室町幕府の政治 第8講-2 南北朝の対立と室町幕府の政治 第9講-1 室町時代の外交と信長の政治 第9講-2 室町時代の外交と信長の政治 第10講-1 秀吉の政治と江戸幕府の成立 第10講-2 秀吉の政治と江戸幕府の成立 - PART2
講数 内容 第1講-1 江戸幕府の統制と文治政治 第1講-2 江戸幕府の統制と文治政治 第2講-1 三大改革 第2講-2 三大改革 第3講-1 開国と江戸幕府の動揺 第3講-2 開国と江戸幕府の動揺 第4講-1 江戸幕府の滅亡と明治維新 第4講-2 江戸幕府の滅亡と明治維新 第5講-1 自由民権運動と初期議会 第5講-2 自由民権運動と初期議会 第6講-1 日清・日露戦争 第6講-2 日清・日露戦争 第7講-1 第一次護憲運動と世界大戦 第7講-2 第一次護憲運動と世界大戦 第8講-1 ワシントン体制と憲政の常道 第8講-2 ワシントン体制と憲政の常道 第9講-1 ファシズムへの展開 第9講-2 ファシズムへの展開 第10講-1 日中戦争と太平洋戦争 第10講-2 日中戦争と太平洋戦争
- PART1
この講座について
日本史通期講座の中でも特に有名で分かりやすい良講座で、とても人気の高い講座である。ただし、私大志望者向きの傾向が強く、一部国公立大志望者などにはこの講座が適切でない場合がある。詳細は後述する。このwikiの情報や体験受講を通じて、自分の志望する大学の傾向にあっているのかしっかり見極めよう。
通史は「戦後史の攻略」と合わせて全45講。
テキストは文章ではなく箇条書き等で構成されている。
とはいっても、文章自体は山川教科書と一言一句変わらない。
教科書に書かれている内容は全て載せられており、それに加えて早慶レベルの用語や知識なども記載されている。
ポイントごとに分けられてる感じ。
授業ではノートの見開き右に「表解板書」、左にそれ以外の板書その他を書く。授業では表解板書を使って各事件やできごとの因果関係などを説明するパートとテキストの事項を解説するパートに分かれる。ノートも書くしテキストにもよく書き込むので復習時などはセットにしよう。
解説は様々な視点から行うが、そんなにアカデミックなことはしないので安心してほしい。誰でも理解できる。各事項の整理や覚え方に関する言及も多い。師本人は積極的な語呂合わせ勉強に批判的ではあるが、有用なものに関しては年号暗記以外を中心に紹介される。らくぴょんたいそうー!いくよー!
雑談は開始から数分間となっている。各パートごとに前半では学習法に関する話題、後半では師の身の周りに関する雑談である事が多い。
以下、この講座の適性等について詳述する。
私立専願、もしくは国立私立併願だが二次で日本史を使わない日本史が苦手な生徒はこの講座を取ることが多い。実際この講座で早稲田まで狙える内容がインプット可能。
ただ、一部校舎では日本史はこの講座しかないような宣伝をする(国立志望者は他の国立対応の講座が望ましいにもかかわらず)。もちろん東進では校舎によって受講可能な講座が変わることはない(浪人生のみの講座があるにはあるが現役生には関係ない)。
概要欄に国立対応ともあるが、この講座は難関私大受験用の膨大な知識のインプットが中心であるため、基本的に論述問題など基礎的知識の徹底と論理的思考力を確認する問題が主である国立二次で日本史を受ける受験生は取るべきでない。論述問題で問われやすいトピックが出てきた場合は適宜説明があるが、気休め程度である。論述問題だけでなく比較的多くの用語問題・一問一答問題が出る京都大学や一般国公立大などとの相性なら悪くないかもしれないが、(特に京大は)いけずな史料などの特徴的な設問が出題されたり、他の国公立大についても論述問題がそこそこハードだったりするのでやはり下記の大学対策講座や井之上先生の論述日本史演習も取ることを推奨する。
近現代の表解板書は内閣ごとにまとめられており、「○○内閣の内容について答えよ」という設問が多いこともあり、本当にオススメ。
なお、私大志望でも日本史が得意な生徒はハイレベル日本史や難関日本史を検討してみてもよいだろう。より知的な授業が受けられる(好みでなければ当然こちらでもいいが)。
もし、東大・京大・一橋以外の国立大志望者でこの講座をすでにとってしまった場合は、井之上先生の論述講座をとることをおすすめする。論述以外の問題は殆どの大学においてこの講座で十二分にカバーできる。
上記3つの大学に関しては野島先生の大学対策講座をとるべき。ただし東大日本史は講数と料金が多い事にも注意。
どの国立大であっても、この講座一本で挑むのは無謀である。
もちろん、この講座が悪いわけではない。私立志望者にとっては非常にためになる講座であろう。あくまで国立向けではないという話だ。
通期講座は2014年度収録だが、付属の講習講座は2015年度収録。
テーマ別・資料問題の講習講座は必須講習講座ではないが、受講可能な講座。詳細は以下の通り。
- [通年]8398 スタンダード日本史B(テーマ別日本史Ⅰ)
- [通年]8407 スタンダード日本史B(テーマ別日本史Ⅱ)
- [通年]8413 スタンダード日本史B(日本史史料問題の攻略)
テキストは、金谷先生が出しておられる日本史1問1答及び史料1問1答などと対応しており、それらを使っての復習がしやすくなっている。特にテキストに載っている史料については史料一問一答での史料番号がついているので、受講後に必ず見ておこう。