東大日本史 古代~近世編/近代・文化編 のバックアップ(No.1)


担当は野島先生。2010年収録。
全講で40講(料金は2講座分)。野島先生は自身も東大文学部卒、奥さんは東大教授(加藤陽子氏)であり東大における日本史の研究者を知り尽くしていると言って過言ではなく、したがってこれ以上ない東大日本史対策の授業となっている。毎回1~3題の論述問題を扱う。東大の過去問以外にも東大院生が作った本番密着型予想問題や、根本の理解の確認に不可欠と感じた場合、一橋大や早慶などの過去問を改題として使用することもある。論述問題の解答解説のみならず、日本史の基本事項も確認できる。またテキストも非常に良質であり、師の「新スタンダード日本史B」のテキストに載っている「解説」のページがそのまま掲載されており、さらには大量の基本的な論述問題(過去問ではない)がついており、これを解くだけでもかなり勉強になる。またテキストはカラー刷りになっていて、初回の授業でこれについて語る師の姿は微笑ましいものであった。また東進の弱点である「修了判定テスト」に解説がついていない、という点もこの講座では克服されている。というのも、「修了判定テスト」に毎回解説プリントがついており、復習のしやすさ、という点でもこの講座は群を抜いていると言えるだろう。さらにテキストには、東大日本史の出題分析表なども載っており、東大を日本史で受験することを考えている人にとっては必須の講座である。