英語4技能講座 のバックアップ(No.10)


概要

まず結論のみ端的に述べる。
以下の講座は受講する必要がない

英語4技能講座とは

英語4技能講座とは、「あらゆる英語資格・検定試験に対応し、世界で通用する英語力を身につける」講座である。
元々、大学入試に英語民間試験を導入することを受けて開講された講座である。しかし、民間試験の導入が見送りとなった今、この講座をとる理由はほとんどない。ただ、将来的に再び民間試験が導入される可能性もあるので、その時に日の目を見るかもしれない。2021年6月、文部科学省は2025年以降の活用を断念したため、導入見送りがほぼ確実となった*1。よって、この講座の存在価値は著しく低下した。

レベル

英語4技能講座のレベル表記は他の講座と異なり、CEFRで表記されている。低い方から順にA1、A2、B1、B2、C1の5段階に分かれており、東進の講座では低い方から順にⅠ~Ⅴの数字が割り当てられている。例えば、英語4技能講座 SpeakingⅢは、Level B1である。
現在、B1・A2に関してはLRSW全て開講しているが、B2はSWのみ開講済、A1・C1は全て未開講。パンフレットには2021年度以降順次開講と記載されているが、導入見送りがほぼ確実となったこともあって収録の優先順位は低いと思われるので、開講はまだ先になりそう。

Speaking講座

  • 内容
    講義12回+PCトレーニング36セット+USAオンライン14回
  • PCトレーニング
    スマホやPCを用いてスピーキングの練習をするもの。「英語学習者向け」音声認識AIを用いて、生徒の話す英語の発音ミスを指摘する。
  • USAオンライン
    元々東進ビジネス英語で開講されていた講座。ネイティブ講師とオンラインによるマンツーマンレッスンで、PCトレーニングの成果を発揮するというもの。自分が話している様子も録画される。

Writing講座

  • 内容
    講義12回+PCトレーニング36セット+添削指導14回
  • PCトレーニング
    PCに指定されたトピックについて英文を書く。その答案をAIが自動で添削する。
  • 添削指導
    記述方答案練習講座と同じ要領で、AIではなく人による添削を受けられるもの。14回の添削指導の構成は
    第1回受講開始前の実力チェック
    第2~13回各受講後、PCトレーニングを積んだ後にさらにライティング添削
    第14回最終実力チェック
    となっている。

Reading & Listening講座

  • 内容
    講義20回+PCトレーニング60セット

英語4技能対応 高速マスター講座

  • 英語4技能講座取得者限定の高速マスター講座が存在する。英検過去20年分でよく出題される単語・表現を厳選したもの。ラインナップは以下の通り。
    • Listening & Reading1400 LevelB1 (英検2級レベル)
    • Speaking & Writing400 LevelB1 (英検2級レベル)
    • Listening & Reading1000 LevelA2 (英検準2級レベル)
    • Speaking & Writing200 LevelA2 (英検準2級レベル)

英検合格パック

  • 英語4技能講座をセットにした「英検合格パック」というものが存在する。パックの内容は以下の通り。
    • 英検合格パック2級
      • Reading&ListeningⅢ
      • SpeakingⅢ
      • WritingⅢ
      • 高速マスター LR1400・SW400
    • 英検合格パック準2級
      • Reading&ListeningⅡ
      • SpeakingⅡ
      • WritingⅡ
      • 高速マスター LR1000・SW200
  • 受講料
    • 1パックあたり 154,000円(税込)

2級程度までなら参考書や問題集などでも合格は十分に可能。

準1級や1級を目指している人ならば自学することが可能だろう。

参考書や問題集などで学習すれば高くても1万円程度で合格できる。それに15万円かけるのは........