解答速報 のバックアップ(No.2)


解答速報とは、有名大学やセンター試験の入試問題の解答および講評を、毎年試験終了直後に発表するものです。
東進は特にセンター試験の解答速報が有名。
センター試験の場合、毎年午後9時半頃に特設ページに掲載される。
なお、過去の解答速報のデータは、過去問データベースに掲載されている。
東進のみ他の予備校(駿台・河合塾・代ゼミ)よりも多くの大学の解答速報を掲載している。
ちなみに2018年と2019年のセンター試験の解答速報は、「センターDJ」という、本職の声優を呼んできて、傾向や全体概観について読ませるという謎企画をやっていた。講師の方もなぜやっているのか理由は知らないらしい。

 

よく解答速報を出すのが遅いという指摘があるが、これにはきちんとした理由があり、問題を手に入れるのが遅かったからとか講師が解くのに時間がかかったらからではない。
まず、東進などの大手予備校は、中小の塾・予備校のように受験を終えた受験生から問題を貰うのではなく、事前に大学側(センター試験の場合は大学入試センター)に申請を出して、試験が終わった直後(センター試験の場合は該当科目が終わったらすぐ)に大学側から問題を貰っています。ただその時に、大学側が問題の公開日時を設定しており、その日時までは問題・解答を公表しないように言われています。なので、解答自体は早く出来ても、実際に公開するまではかなり時間が空く場合がある。センター試験の場合も、大学入試センター側から午後9時30分以降に公開するように言われているので、公開していない。
なので中小の塾・予備校が「最速」と題して東進より先に解答速報を出しているのは、実は機密情報の漏洩だったりする。

 

実際にとある講師に聞いた所、センター試験の場合は複数人で全体概観や傾向について作成しているそうです。余談で、センターDJをやっていた頃の話だが、ある講師が全体概観について「せっかく声優が読んでくれるのだから、語尾に「ですぅ」を付けたら読んでくれるのかな?」と他の講師と話していて、原稿を書き換えようかなと話していたが、本部の職員から「あと3分で原稿を書いてください」と言われたために原稿をいじらずに出したそう。
他の国公立二次・私大試験については、当日夜に講師にメールで問題が届き、次の日の昼に解答を本部に提出し、他の講師が2重チェックをして完成させるそうです。