過去問演習講座 国公立二次・私大対策 のバックアップ(No.34)


過去問演習講座 国公立二次・私大対策とは?

  • 過去問演習は単に本番の練習をするだけではありません。各大学・学部は、理念に沿った人財を入学させるために、特徴ある出題をします。これが入試問題に傾向となってあらわれます。
  • 過去問演習講座 国公立二次・私大対策」では、演習・充実の添削指導・実力講師陣による解説授業を通じて、設問の意図が分かるまでに、問題の解き方・考え方を磨きます。
  • 添削は厳しい試験を受けた東京一工や旧帝大、国立医学部の学生が行う。

良い点

  • 11年分の過去問が手に入る。
  • 採点・添削指導が各試験3回受けられる。
  • 11年分の解説授業がついてくる上、何度でも受けられるので復習がやりやすい(全ての講座に解説授業が設置されるわけではないため注意)。
  • 授業数などを考えると、通期講座などに比べてコスパが良い。
  • 全国的な塾、予備校で11年分の過去問の添削と解説が聞けるのはここだけである。
  • あまり知られていないがZ会などとは違い、添削者に直接質問をすることが可能である。校舎スタッフ経由で質問シートを送ると数日で回答が返却されるので不明点があれば質問しよう。
  • 共通テストなどにより受験大学が変更になった場合、1度のみ対象大学を変更可能。

悪い点

  • 受講料が高い(私立で8万ちょい、国公立で10万over)。
    • 解説授業の量を考えると通期講座に比べてコスパは良い。
    • 逆に、解説授業が設置されていない大学については、コスパが良いとは言えない。
  • 過去問11年分など東進の過去問データベースで無料で、かつ容易にGETできる。
    • 大学によっては10年もなかったり、解答や解説が存在しないこともあるので注意(解説に関してはほとんどの大学に存在しない)。
  • 添削者のバラつきが激しい。
    • 特に(まあ予想通りではあるが)現代文は事故率が高い。単純に要素が入ってるかどうかしか見ておらず、表現的にアウトなものや言い換えてるが同内容の要素などに関する採点は、、、
      • 赤本と青本で解答が全く違う事や同じ予備校でも講師ごとに要素や書き方が異なることも多いので受験生としては何かひとつを信じてそれに打ち込むしかない。
  • そもそも下位の私立大の方には添削指導はついてこない。
  • 解説授業の講師が明らかに実力に見合っていない大学がちょいちょいある。
  • 東大の過去問演習講座の現代文の模範解答は最近の物になると東大特進のスタッフが作った解答速報の物を流用しており、東大特進の授業で東大の過去問を扱った時にで林修氏が生徒に配った模範解答と過去問演習講座の解答が少し違うという証言もあり、注意が必要。(ただし東進本部によると過去問演習講座の模範解答も本部公認の東進作の模範解答と認めている)
  • 自分の志望校の2次演習講座を取るように面談で迫られる。取ってしまったが最後11年分追いかけられる

まとめ

  • 進学校に通っていて、学校で潤沢に添削が受けられる環境があるのなら無理に取る必要はない。
    • 近年問題視される教員のブラック化に拍車をかける行為なのではないかと思われるのであまりオススメしない。
  • 添削は大抵甘めなので、点数はだいたい二割増で出ると考えていたほうが良い。

解説授業について

  • 国公立二次対策①と私大対策①には、解説授業がついてくる。基本的に地学以外の全科目でついているが、大学によっては解説授業が開講されない科目、日程が存在するので注意。特に、関関同立などの全学部日程では、複数日程の問題が実装されているが、解説授業がついてくるのは特定の日に実施された試験のみ。詳細はマニュアルの「大学別の注意事項」を参照。
  • 解説授業は、大問別に設置されている。自分が間違えた問題のみ受講するとよい。また、最新年度のみ全体概観も設置されている。全体概観では、講師が最近の傾向や対策について解説してくれるので、まずは最新年度の問題を解いたうえで、全体概観を受講してその大学の傾向を把握し、他の年度を解くことが望ましい。なお、2020年度については、解説授業の収録が遅れていることもあり、2019年度の全体概観も開講している(2020年度の解説授業が未開講の科目のみ)。
  • 授業時間については、全体概観は基本的に10分(最大20分)、解説授業は試験時間の1.5~2倍が目安となっている。ただその年の難易度によって解説に必要な時間は前後するため、基本的に目安をオーバーしても撮り直さない。目安を超えた例として、名古屋大学の2020年物理は難易度が上がりすぎたため、授業時間が試験時間の4倍を超えてしまったが、撮り直しは行われなかった。
  • 収録は、毎年4月~9月頃に行われている。基本的に遅くとも10月までに収録するようにはなっている。そのため、過去問演習講座が開講される6月には原則間に合わない。設置されている講座数が多すぎるため、スタジオのスケジュールをどんなに詰め込んでも夏までには撮り終わらないらしい。そのせいで志田先生特別公開授業とのスケジュールの兼ね合いから担当のほとんどを降りてしまった。なお2020年度については、講座の増設やオンライン小学校・中学校の収録、板野先生の映像の撮り直しや共通テスト対策の予想問題の収録などもあったため、全体的に収録が遅れている。現在2020年度の演習が出来ない(=解説授業がまだ収録されていない)科目については、2020年度の問題の開講を待たずに2019年度の問題を演習することが望ましい。
  • 板野先生が担当していた解説授業については、一部撮り直しが行われている。今のところ、
    • 早稲田大学政治経済学部:2016~2019(西原先生)
    • 早稲田大学文学部:2011~2014,2016,2017(輿水先生)
      の2学部で撮り直しが行われた。その他の大学・学部がどうなるかは今の所不明。林先生京都大学の解説授業を撮り直すという噂もあるが、9月11日現在板野先生のままである。板野先生が担当している解説授業はとても多いため、もし全て撮り直すとしても、2020年度中に終わる可能性は非常に低い。

マニュアル

  • 過去問演習講座 国公立二次・私大対策には「学習の手引き」と「大学別の注意事項」の2種類のマニュアルがある。受講する際はそちらを熟読のこと。講座によっては設置される年数が異なるので注意。

新着情報

  • 2020年度については、東大(文科)と東大(理科)は4月21日開講、後述の新規開講の大学以外のは6月1日開講。
  • 2020年度より設置される年数が従来の10年分から11年分になります(料金は据え置き)。
  • 2019年度まで国公立二次対策②に分類されていた「静岡大学」「名古屋工業大学」「名古屋市立大学」は、2020年度より国公立二次対策①に分類された(つまり、上記の3大学は新たに解説授業が設置された)。2020年8月現在、5年分の解説授業が開講している。
  • 2020年度より、22の国公立大学の過去問演習講座が国公立二次対策②として、7月1日に新規開講した(対象の学部についてはこちらに記載)。これで過去問演習講座は47都道府県全てに1大学以上設置されたことになる。
    新規開講した大学は以下の通り。
    • 宇都宮大学
    • 岩手大学
    • 宮崎大学
    • 群馬大学
    • 弘前大学
    • 高知大学
    • 佐賀大学
    • 山形大学
    • 山梨大学
    • 滋賀大学
    • 秋田大学
    • 大分大学
    • 鳥取大学
    • 電気通信大学
    • 島根大学
    • 東京海洋大学
    • 奈良女子大学
    • 福井大学
    • 福島大学
    • 和歌山大学
    • 高崎経済大学
    • 静岡県立大学

※2019年度の新着情報はこちらに移動しました。

種類

  • 過去問演習講座 国公立二次対策①
    国公立二次の過去問10年分の採点・添削指導が受けられる。解説授業付き。
    対象の大学はこちら
  • 過去問演習講座 国公立二次対策②
    国公立二次の過去問10年分の採点・添削指導が受けられる。解説授業はない。
    対象の大学はこちら
  • 過去問演習講座 私大対策① (添削)
    私大の過去問10年分の採点・添削指導が受けられる。解説授業付き。
    対象の大学はこちら
  • 過去問演習講座 私大対策①
    私大の過去問10年分の採点が受けられる。解説授業付き。マーク式の試験が行われる大学用の講座。
    対象の大学はこちら
  • 過去問演習講座 併願校対策
    併願校の過去問5年分の採点が受けられる。講座によっては添削指導あり。基本的に解説授業が設置されている大学のみ併願校対策として取得可能。
    対象の大学はこちら

※2019年度に開設された過去問演習講座一覧はこちら

料金

以下に示すのは単科で取得した場合の料金(税込)であり、毎年共通テスト対策や講習パック等とのセット料金が設定されている。

解説授業担当講師

2020年度 解説授業担当講師一覧

2019年度 解説授業担当講師一覧

大学ごとの解説授業担当講師一覧

その他の講座一覧