用語集-あ行 のバックアップ(No.4)
- 青本
駿台の出版する過去問集と実戦問題集。
各科目1人~5人の講師で編集されている。
ラインナップと収録年数はかなり少ないが解説はとても優れている。志望校によっては過去問演習講座を取るよりも、青本を買って自分で添削するほうが良い場合もある。
一応身内である駿河台大学の青本が地味に存在している。
- 青パック
駿台が出版している『センター試験予想問題パッケージ』のこと。
学校専売のものと市販のものがあり、どちらも全科目1回分ずつ収録されている。
難易度はかなり高く、年度によってはセンターパック最難を叩きだすことも。
- 赤本
教学社が出している、言わずと知れた受験のバイブル。
難関校の赤本は鈍器にも使うも良し、見せびらかしてドヤ顔するも良し。
様々な予備校の講師が当番制で解答を作成する。原稿料は上位校ほど高いらしいが、奈良県立医科大学でも5万円程度しか貰えないそうだ。
マイナー校の解答は誤植、誤答が地味に多い。
- 医学部
主に大学受験界では医学部医学科を指す。
医学部医学科は医師免許を獲得でき、就職に有利職業に直結しているという利点があり、他学部に比べて少人数であることもあり、他学部学科に比べて受験者レベルも倍率も格段に高い。現役生、一浪二浪生だけでなく多浪生、再受験生も多数受験する。
また一般私立大学医学部の学費(6年間で約2000万~5000万円)に比べて国公立大学(一部私立大学、防衛医大も)は学費が格段に安い(6年間で約350万円)ため(防衛医大に至っては自衛隊として働きさえすれば学費タダ+給料ゲット、自治医大も卒業後地元の病院で働けば学費タダ)、一層競争率もレベルも高い。
- 医学部特進コース
謎に包まれている。一応HPに記載されているのを訳すと、
・1学年100名
・専用合宿あり
などだが、よくわからない。
- 一浪
残念ながら現役合格を逃してしまい、もう一年受験勉強をすることになった人のこと。
河合塾や駿台に数多く存在する人種。東進では少数派。
団塊の世代の1970年代や1986年~1990年代前半の受験バブルの時代においては、現役よりもむしろ浪人して大学進学することが一般化し、一浪と書いて「ひとなみ」=「人並み」と読むなどと俗に言われた。
- 居抜き
出店において、前の経営者・同業者が閉店の際に残した設備・資材をそのまま流用すること。貸しビルではない形態の東進衛星予備校によく見られる。流石に 机、椅子、PC、の使い回しは無いが部屋のパーテション(区切り)ドアなどはそのままで改装も最低限しか為されない。防音設備に難がある校舎であることがある。
- 衛星予備校
東進が1980年代から進めてきたフランチャイズ方式の校舎。2016年現在で約1,000校。東進ハイスクールとは別ものと認識される。衛星回線を利用して映像で受講するため設備投資も比較的少額で済み全国展開が可能。個人経営の学習塾の延長のような形で一定数の生徒が集まる場所であれば校舎開設が可能。実際に日本各地の小規模学習塾が小中高一貫方式を採用するために東進衛星予備校と契約している場合が多々ある。
2015年頃から衛星予備校の過酷な勤務実態が明らかになり、「東進=〇〇〇〇企業」と一部のネットニュースが報じはじめた。これについて東進を経営するナガセが一部のネットニュースに対して訴訟を起こした。(本部もそういったところは契約切ればいいのに)
- 駅弁大学
「一県一国立大学」を掲げたGHQ主導で戦後に新設された、旧帝国大学と旧官立大学(一橋大、東工大、神戸大、筑波大、広島大など)以外の国立大学、つまり多くの地方国公立大学のことを示す。(しばしば揶揄の意味が込められる)
- オープン模試
河合塾が行っている大学別の模試。オープンとは、大学入試のオープン戦という意味。この予備校が名古屋に本拠を置いてるためか名大オープンが2回あったり、広大オープンがあったりする。東進の本番レベル模試よりはよっぽどマシ。
- 音読ルーム
音読専用の声を出せる自習室。多くの東進校舎に設置されている。
東進の看板英語教師である安河内先生と今井先生が音読教の教祖であることもあって、多くの生徒が利用している。
ときどきイベントや過去問演習会の会場としても利用される。
一応だが、今井先生が「音読は近くのS台やら川合塾の目の前でやろう!」と授業でおっしゃっている回がある。
無論冗談。万一実行すると予備校単位の問題になりかねないので、この音読ルームで。