講師陣
はじめに
我らが東進の誇る講師陣。
他の予備校で実績を残してきた講師を引き抜いてきたため、講師陣の質は予備校界でもトップクラス。
しかし、2016年には学研プライムゼミに鹿野先生・高橋先生・山川先生・野島先生・斎藤先生を引き抜かれ*1、2020年には森田先生・吉野先生・宗先生・出口先生(宗先生と出口先生は途中加入)によってYouTubeチャンネル「ただよび」が開設されるなど、講師に出ていかれることも増えた。
このwikiでは、講師陣は五十音順に並んでいる。
※公式ページの講師紹介は抜粋です。講師一覧ではありません。
各科目の講師について
英語科
有名どころの今井先生、安河内先生、渡辺先生は、全体的に中下位層向けの講座が多い。
一方で、難関大志望者に推奨されるのは太先生、西先生、宮崎先生、福崎先生、森田先生の講座。ただ、この先生方の講座を英語が苦手な段階で受けると消化不良を起こすこともあるので注意。そのため、前者3名の講座で英語への苦手意識をなくし、後者5名の講座で難関大レベルまで上げるという生徒が多い。
もちろん、前者3名の講座にも中下位層向けからレベルアップ講座として上位層向けの講座もある(A組、Top Level English、スーパー総合英語)。前者3名がとても合い、成績がとても上がると言うのであればこちらのルートで進んでもいいかもしれない。
最近は若手の武藤先生が受け持つ講座が増えたが、現状武藤先生の講座も中下位層向けの講座が多い。
今井先生や安河内先生は実用英語寄りな発言をしばしばなさる(特に安河内先生)。
数学科
大雑把に書くと、上位層には長岡先生、青木先生、それ以外の層では志田先生、大吉先生が人気である。志田先生は、講座のレベルが下位から上位まで網羅しているため、幅広い層から受講可能であり、上位層からの人気もある。大吉先生は初学者や下位層に人気がある。特に高等学校対応数学では、他の講師よりも頭ひとつふたつ抜けていると言えるだろう。
宮嶋先生はトップレベル層向け。
上位層では主に、厳密な同値性・論理性を重視する長岡派、『何故そのように解けるのか』という基本原理を重んじる青木派、そして受験数学に囚われずに純粋な数学を学ぶ宮嶋派の三派に分かれる。また現在は在籍していないが前述の3人よりもシンプルかつスタンダードに最難関大の問題を紐解く鹿野派もいるだろう。鹿野先生はある程度数学が完成している前提で講義が進んでいく。またテキストの構成が非常に良い。志望校が国公立医学部や、東工大、一橋大の人は全て鹿野先生が対策講座を担当しているのでそちらの講座を受講するのも良いだろう。駿台の季節講習で文系向けのオリジナル講座を持たれてるように、文系で数学を得意にしたい生徒や一橋大を目指す人には最適かもしれない。
石綿・澤村・堀西・水谷先生は既に通期講座などの担当を外れている。この先生方とは模試の解説授業や過去問演習講座の解説授業でしか会うことはないだろう。
2021年度からは駿台数学科講師の吉原先生が加わることになった。駿台での活躍の凄さから考えるに、今後の数学科を支えるキーマンになることは間違いないであろう(吉原先生の詳細はお茶飲みwiki(駿台予備学校)に詳細がある)。担当される授業の詳細は不明だが、東進一あるいは全国一と思われる頭脳集団である中3スーパーエリートコースのライブ授業を担当されることからも、東進本部からの期待が高いことが伺える。
補足:数学科の世代交代について
数学科の講師を大きく分けると、3つの区分に分けることができる。
- 1:旧々課程時代から東進に所属している講師
- 2:旧課程時代から東進に所属している講師
- 3:現行課程から東進に所属している講師
1には石綿・沖田・澤村・長岡・堀西・水谷先生、2には大吉・河合・志田・原田・松田・山之内先生、3には青木・住吉・寺田・宮嶋・吉原先生が含まれる。
現在東進数学科で多くの講座(特に通期講座)を担当しているのは2の区分の先生が中心である。1の区分の講師は特に人気の長岡先生以外全て通期講座の担当を外れており(中学netだと沖田先生の通期講座がある)、次に人気だった沖田先生も除くと講座の担当を全て降りている。1の区分の先生は全体的に高齢であるため、模試や過去問演習講座の解説授業の担当も徐々に減らしている。3の区分の先生はこれからの東進を担う次世代の講師であり、徐々に通期講座の担当も増えている。2022年度より新課程講座の収録が始まるので、恐らく2の区分の講師の講座の一部が3の区分の講師の担当に変わり、世代交代が進むだろう。このように数学科は東進の中で最も世代交代が順調な科目である。
国語科
現代文科に関しては、国公立2次で重い論述が課される生徒は林先生受講者が多い。私大でもトップ層は林先生。現代文の力を伸ばしたいという人には駿台の中野芳樹先生や代ゼミの笹井厚志先生のほうがいいかもしれない。一方で中下位層は、宗先生が2016年度をもって去られ、板野先生が2020年に逮捕及び解雇されてしまったことにより西原・輿水・武川先生がその穴を埋めている状態である。最近は永井先生も2019年度をもって去られた出口先生の代わりに講座を受け持つようになっている。
古文科は私立勢には吉野先生が人気であるが、国公立勢には栗原先生が人気。
理科
物理科は、難関大志望者には苑田先生が絶大な支持を得ている。一方、中位層に人気なのはイメージを大切にするやまぐち先生、中下位層に人気なのは宮内先生。ただ、橋元先生は70歳を超え、やまぐち先生も亡くなったことで、ハイレベル物理では敷居が高いために物理の敷居を下げるように丁寧に説明してくれる三宅先生への世代交代も進んでいる。橋元先生の講座は高等学校対応物理を除き旧課程講座であることに注意。
化学科は2019年度に鎌田先生と橋爪先生のWエースが復帰。一方で大西先生や樹葉先生の人気も根強い。中下位層には岸先生や立脇先生も人気。
生物科は田部先生が高齢により授業の担当を降りて参考書の執筆に専念されているため飯田先生が実質的なトップにある。
社会科
日本史科は現在所属している講師で国公立志望に対応しているのは山中先生、国公立私立両方に対応できるのは井之上先生、私立対策では金谷先生が人気であるが、国公立志望の生徒にも金谷先生をプッシュする校舎もあるので注意して選択すること。野島先生の講座は今後受けられなくなることが想像に難くないので受講はお早めに(もしそうなったら学○プライムで…)。
世界史科は、荒巻先生のワントップ状態であったが、最近は加藤先生への比重も増えている。2015年度をもって去られた斎藤先生も私大志望者に人気。荒巻先生は基本的に国公立向けであることに注意。
地理科は、村瀬先生・山岡先生共に人気。担当する講座のレベルや対象が被っていないため、講師で講座を決めることはないだろう。
公民科はこれまでの清水先生のほぼ独占状態から清水・執行両先生の授業が半々近くになるレベルまで比重が移ったが、センター試験から共通テストの移行に伴い、執行先生のセンター対策講座の多くが廃止されたため、清水先生の比重が増している。