やまぐち 健一 のバックアップ(No.40)
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- やまぐち 健一 へ行く。
- 1 (2020-06-19 (金) 03:58:51)
- 2 (2020-07-11 (土) 20:24:46)
- 3 (2020-07-29 (水) 09:32:42)
- 4 (2020-07-30 (木) 21:51:32)
- 5 (2020-07-30 (木) 23:42:10)
- 6 (2020-08-01 (土) 00:02:54)
- 7 (2020-08-20 (木) 22:55:51)
- 8 (2020-08-26 (水) 20:41:38)
- 9 (2020-09-03 (木) 23:00:22)
- 10 (2020-09-22 (火) 09:14:17)
- 11 (2020-09-22 (火) 15:36:22)
- 12 (2020-09-23 (水) 16:02:10)
- 13 (2020-09-23 (水) 17:26:52)
- 14 (2020-09-23 (水) 18:32:46)
- 15 (2020-09-24 (木) 12:26:01)
- 16 (2020-09-24 (木) 21:08:22)
- 17 (2020-11-22 (日) 20:45:08)
- 18 (2020-11-23 (月) 00:58:08)
- 19 (2020-11-23 (月) 15:58:41)
- 20 (2020-11-24 (火) 09:39:30)
- 21 (2021-01-06 (水) 10:46:17)
- 22 (2021-01-06 (水) 12:46:32)
- 23 (2021-01-06 (水) 21:43:37)
- 24 (2021-01-20 (水) 17:49:34)
- 25 (2021-01-25 (月) 03:35:55)
- 26 (2021-01-25 (月) 13:08:16)
- 27 (2021-01-25 (月) 16:41:05)
- 28 (2021-01-25 (月) 18:03:03)
- 29 (2021-02-17 (水) 23:10:16)
- 30 (2021-05-29 (土) 16:39:05)
- 31 (2021-08-23 (月) 17:56:49)
- 32 (2021-08-23 (月) 22:47:07)
- 33 (2021-11-17 (水) 21:32:59)
- 34 (2021-12-05 (日) 12:15:55)
- 35 (2021-12-17 (金) 15:13:36)
- 36 (2021-12-26 (日) 13:20:10)
- 37 (2022-06-06 (月) 21:06:35)
- 38 (2022-07-06 (水) 11:05:03)
- 39 (2022-07-08 (金) 15:33:07)
- 40 (2022-12-27 (火) 18:35:22)
やまぐち 健一(やまぐち けんいち)先生は、東進ハイスクール物理科客員講師、元河合塾物理科講師。
人物
わくわく物理探検隊の隊長。3月28日生、23歳の元気なおじいちゃん。早稲田大学、同大学院で物理を専攻していた。生前は河合塾と掛け持ちしていた。横浜DeNAベイスターズのファンでアンチ巨人(特に原監督が嫌いらしい)。
独特のたとえ話やブラックジョークを用いて「イメージ」を重視する授業を展開し、式がどういう意味を持っているかを可視化してくれる良講師である。若手講師の筆頭である三宅先生は「やまぐち先生のような人材はこの業界にはもう居ない」*1と太鼓判を押している。
イメージとは言っても、それは決して緩いもの、或いは小手先のテクニック等ではなく、本質をしっかりと捉えた物理学の内容を効率よく吸収させるためのものである。実のところ、師は嘗て物理学者であった(小学生の頃は画家を目指していた)ということもあり、『本質的(物理学的)に間違ったことを教えるのは大嫌い』と仰っている。また、こう教えれば絶対に生徒が納得する…という「分かり易さ」ではなく、大学進学後も見据えた「正しさ」を徹底的に重視している。
師は物理の学習における暗記に対して猛烈な批判をしているため(学生時代から暗記が得意では無かったという背景も大きいのだが、あくまで師が出した結論である)、暗記に対して苦手意識を抱えている人、果ては疑問を感じている人にとって、救世主となりうる。極端な例えだが、大吉先生の特性を併せ持つ青木先生の様である…といったところであろう。
物理において初学者が混乱しがちな諸概念や式の導出などを豊富な例え話を使って文字通り「見える」ようにしてくれるため、師のイメージを授業で正確に理解して使えるようにすれば、かなり見通しが良くなる。
見所を挙げればきりが無いが一つ例を出せば「スタンダード物理 PART2」の電場という不可視の概念を説明する際に普通の男とモテる男(先生自身のことらしい)が女を引き寄せる影響力の差を例えにして説明する回は必見である。
師のイメージ重視が非常に色濃く出ているのが尊敬する物理学者である。詳しくは電磁気の回を見ればわかるが「場の理論」を導入したファラデーを数少ない尊敬する物理学者として挙げている(他にはアインシュタインなど)。
微積(の計算?)を頻繁に使うということは避けており、それよりも色々な発想が出てくるような「考え方(解釈)」を重視している。これは、微積に頼り過ぎると本来の考え方が疎かになってしまい、本質的な学習の妨げになることがあるという師の考えによるものである。ただし、微積の「考え方」を用いた厳密な解説は決して疎かにしないため、これにより正しい物理を学ぶことが出来る。
受講するに当たって注意すべき点は、板書が絶望的に汚いことである。(同じくスタンダード物理を担当している宮内先生が極めて精緻な板書であるため尚更目立つ。)長岡先生などの比ではない。(長岡先生は字が汚いだけで板書の構成は比較的綺麗であるのに対して、師は字が汚い上にメモ書きのような板書であり、平気で重ね書きまでしてしまう)講師紹介動画を見ればそれはすぐに理解出来よう。
また、講義中のたとえ話は実在する人物(武井咲、北川景子、堀北真希、シャラポワ、田中眞紀子など)を引き合いに出し、文字通りストレートな下ネタ等を内容に多く含むということから、不快にならないのであれば確実に抱腹絶倒である。ブースに居られなくなる。…がそのような話題を苦手とする受講生にとっては苦痛となる場合があるため、受講を検討する際は、自身の下ネタ等に対する感覚(耐性)を考慮しておくこと。
しかし、その反面、師の徹底的に暗記をさせず原理や背景を重んじるスタイル、そして受講生を惹き付ける豊富なエピソードも相まって、多くの場合は物理が覚醒する(これに関しては本人もそう仰っている)。このことから、どんどんやまぐち先生そのものや物理の世界に引き込まれて行き、信者となる人が多く存在する。物理が苦手な人が躓きがちな箇所や物理で勘違いしがちな発想について細かく言及してくれるため、物理が苦手な人ほど自分の物理に対しての甘い理解にハッとさせられるだろう。
また、テキストに書かれている内容にはあまり価値が無く、口頭による情報がメインとなる。一分一秒、逃さずに受講するべし。
因みに、収録が2013年であるため収録年付近の時事ネタが多く、北朝鮮や尖閣諸島に関連した例え話をしたり、人物の例えに安倍晋三首相やオバマ大統領(いずれも当時)を起用したり、東日本大震災に関連した物理の話や原発問題におけるこれからの課題についての話をしたりしている。
以下、やまぐち劇場を列挙する。苦痛とならない人にとっては本当に抱腹絶倒であり、ブースで笑いを堪えるのに必死になる。
・黒板ではなくカメラ側にあるモニターを見ながら板書することが多いので、必然的に字が汚くなる
・電子黒板に書き込む際、他の先生はタッチペンを使うのに対して素手で書く
・運動方程式を「うんぽ!」と略す
・「耐える」という漢字が分からず「田植る」と書く
・↑に限らず分からない漢字は当て字 or 仮名書き
・分母と分子についてどっちが上でどっちが下か分からず、分下と分上と書く
・喋っている途中にいろはすを飲む
・波動の授業では水着ギャルが多発する
・下ネタは当たり前、隠そうとする様子がない(特に電磁気の授業)
・黒板に頻繁にう○こを書く
・S台、K塾、Yゼミを頻繁に爆破・破壊する
・S台、K塾、Yゼミの生徒は全員不合格にする
・山口大の問題が登場しテンションが上がるが、思ったよりつまらない問題で「漢字の山口はダメですね」と言い放つ
・最終講でゴジラを描く(熱効率の説明に使うもので、かなり分かりやすい)
以上の通り、幾らか受講者の相性に頼る部分はあるものの非常に良い講師である。
特に「物理が入試科目として必要だがどうしても苦手である」という人にはおすすめ。苦手とまで行かなくても苑田先生の講義に付いていく自信が無ければ受講する価値は大いにある。「スタンダード物理」を全て受講すれば入試問題へのアプローチの方法は確実に身につく。やまぐち先生曰く、実際に東大・京大を含む難関大志望者がスタンダード物理と過去問だけで合格した例は多いようである。
著書の「わくわく物理探検隊」は講義の練習問題とリンクしているため、こちらもおすすめである。日常の学習は勿論、大学入学後でも十分に使える。授業よりは控えめであるが、説明パートではやまぐち節は健在である。
「◯◯覚えたやつは、絶対に落ちます!僕が保証します」
「IとHは比例します。つまりIが強ければHが激しくなりますね!!!」
「いいですか皆さん。僕が求めたいものはIなんです。なんかかっこいいですね」
「Iなんてものは本当は存在しませんね。あるのは憎しみや皮肉や嫉みですね」
「Iなんてものはなかったね!もうIは全て偽ものです!」
「僕とシャラポワだけの愛は本物です。あとはみんな偽物ですからね」
「ところがゴムを付け忘れた。よくある話ですね。…ないよ!」
「君の左にいる奴見てください。今英語見てる奴です。そいつ佐藤っていいます」
「君の隣のブースにいる奴見てください。バカみたいな顔してますね。どうせ文系です」
「世の中には変態が一杯居ます。おい、俺の顔見るなよ!」
「なんか入れましょうか。うんこでもいれましょうか。何を書いてるんだ」
「見たことない人は今からヤマダ電機かケーズ電機に行ってくださいね」
「こういう考え方をすれば、東大だろうが早慶だろうが山口県立大だろうが余裕です」
「先生、ペットにゴジラ飼ってます」
「これを専門用語で夜の井の頭公園状態っていいます」
「夜の井の頭公園では新しい男女なんて生まれませんね!・・・あっまあ生まれるかも知れないですがそういうのは文系に任せとこうね」
「北朝鮮がミサイル撃った!!!」
「今求めたのは原点ギャルだけの式ですね。僕は全てのギャルを知りたいわけです。」
「僕と武井ちゃんは常に万有引力で惹かれあっている訳ですね。文句無いよね?でも残念ながら質量がある以上、僕と君も惹かれあっている訳です。」
「仕事が負なのでこれはYゼミですね!」
「世の中には2つの人間がいます、自分のミスを認めるリンカーンみたいな人と、ごまかす麻原みたいな人ですね」
「もちろん美人の尺度とかはありますよ、そういう文系的な話は向こうに任せておいて」
「てめえらもっと仕事は厳密に書こうねだから早稲田の教育って言われるんだよとかなんとか書いといてねそしたら多分減点されますから、裏っかわに書いとこうね」
「Vは共通です。Rの大小も知ってます。Iは知りません。かっこいいですね、僕らはアイは知らない訳です。なんか虚しくなってきましたね」
「あっちょ〜!」
2018年度途中より、体調不良のため河合塾を退職されており、東進での活動もなかった。
同年6月頃に逝去された模様で、三宅先生のツイート*2にそれを裏付ける投稿があった。これに伴いスタンダード物理演習(基礎)は未開講となった。師の講義を残して貰うように三宅先生が東進の本部に働きかけているとのこと。2021年11月現在、訃報は東進のHPでは発表されていない。そのため今後講座が残るかどうかは現在のところ不明瞭である。
担当講座
- 通期講座(現行)
講座コード 講座名 2733/2742 スタンダード物理 8908 スタンダード物理演習(応用) - 通年講習(現行)
講座コード 講座名 4990 スタンダード物理 原子・原子核 8904 スタンダード物理 力学演習(応用) 8913 スタンダード物理 波動演習(応用) 8923 スタンダード物理 電磁気演習(応用) 8932 スタンダード物理 熱・原子物理演習(応用) - 入試直前まとめ講座
講座コード 講座名 3921 物理のまとめ
- 未開講講座
講座コード 講座名 9810 スタンダード物理演習(基礎)
- 通期講座(廃止)
講座コード 講座名 1239/1242 スタンダード物理Ⅰ・Ⅱ①② 0170/0183 スタンダード物理Ⅰ・Ⅱ①② 9473 ハイレベル物理Ⅰ・Ⅱ演習 9484 ベーシック物理Ⅰ・Ⅱ 2561/2574 スタンダード物理ⅠB・Ⅱ①② 9135 ベーシック物理ⅠB