高等学校対応 理系物理の基礎 のバックアップ(No.8)


講座情報

  • 講座コード:0804
  • 担当講師:苑田先生
  • 収録年度:2007年度
  • 授業回数:90分*25回
  • 確認テスト:25回
  • 講座修了判定テスト:3回
  • レベル:2~4
  • キャッチコピー:理系物理の基礎を掘り下げて詳しく解説していきます
  • 対象学年:高1・高2・高3・高卒生
  • 講座の対象:物理の基礎を学ぶ理系志望の生徒
  • 講座の目標:難関大合格につながる数学的思考に基づいた基礎力の養成
  • 学習項目:
    • 5174 物理数学 90分×2回+講座修了判定テスト1回
    • 5196 力学   90分×13回+講座修了判定テスト1回
    • 5212 電気   90分×10回+講座修了判定テスト1回
  • 学習内容:本講座では物理を初めて学ぶ意欲ある学生諸君を対象に,理系物理の基礎について高等学校で扱われる内容を深く掘り下げて解説することにより,物理学という学問への入門講座となることを意図している。物理学の基礎を初学者に徹底解説することにより,公式主義やパターン主義に振り回されることのない真の学力を身につけてもらいたいと考える。この講座で本来の物理学へのスタートを切られた皆さんには,次のステップとして「ハイレベル物理」や「トップレベル物理Ⅰ・Ⅱ」が用意されている。心おきなく物理を理解し,楽しんでいただきたい。
  • 受講上の注意:波動は講習講座としての設置になります。
  • 必須講習講座:[通年]5235 高等学校対応 理系物理の基礎 波動
  • 事前受講講座例:未記載
  • 予習の仕方:先生は問題文は読まないので、問題文を読む程度の下読みで十分。それ以上は不要。
  • 復習の仕方:授業で扱った問題および紹介した例題は、すべて紙と鉛筆を用意して自分で解きなおす。最低3回ぐらいはやり直してみる。
  • 講座の構成:
    講数内容
    物理数学1微分法
    物理数学2積分法
    力学1位置・速度・加速度(1)
    力学2位置・速度・加速度(2)
    力学3位置・速度・加速度(3)
    力学4力の現れ方
    力学5力のつり合い
    力学6運動方程式(1)
    力学7運動方程式(2)
    力学8力積と運動量
    力学9運動量保存,仕事と運動エネルギー
    力学10運動量変化と力積の関係,運動エネルギー変化と仕事の関係
    力学11衝突
    力学12単振動(1)
    力学13単振動(2)
    電気1電場と電位Ⅰ
    電気2電場と電位Ⅱ
    電気3コンデンサーⅠ
    電気4コンデンサーⅡ
    電気5コンデンサーⅢ
    電気6コンデンサー回路
    電気7電流
    電気8電流回路Ⅰ
    電気9電流回路Ⅱ
    電気10電流回路Ⅲ

この講座について

神(GOD)の講義。
この講座は、

の3つの講座のセット講座である。

理系難関大学志望の高1,2生向けの講座。物理数学(2講),力学(13講),電気(10講),波動(10講)(講習)で計35講座。内容は物理の内容もほぼ全て扱う。ただし2体問題,円運動,Kepler問題,剛体の力学,熱力学,磁気,原子物理,は扱わない。だがこの講座を受講してから『ハイレベル物理』『トップレベル物理』に進むとかなりスムーズに学習を進める事が出来るだろう。
苑田先生が唯一担当している基礎講座であるため旧課程ながらも絶大な人気を誇る。(2007年収録)

初学者向けに基礎の基礎から扱ってくれる。だからといって簡単と言う訳では無い。力学・電気・波動共に数学的表現から始めて抽象論を出来る限り無くしていく。これは、師が「初学者であっても学問のハードルを下げては二度手間になって意味が無い」と考えているからである。
高校物理の基礎に加えて最難関大学の物理に立ち向かう時に必要となる微分積分の理論・計算も丁寧に扱う。

電気分野は特に得られるものが多い。「電荷」「電場」「電位」など初学者にとって抵抗が強い故にパターン主義に陥りやすい分野をしっかりと正しい定義に基づき学習できる。何度も反芻して我がものとしよう。

パンフレットでの難易度は2~4となっているが実際は体感4~6ぐらいはある。大半の受講者は2周しないと理解できない。この講座を1周で理解しようとしてはいけない。完璧だと思えても2周目を受ける事で理解度は大きく変わる。

高1,2の段階でこの講座を終わらせて高2の冬頃から『ハイレベル物理』や『トップレベル物理』に進むのがベター。
しかし金銭面から『ハイレベル物理』の力学のみや、この講座のみを受けて受験に臨む者もいる。

この講座を取らずして『ハイレベル物理』『トップレベル物理』をいきなり取る場合もかなり多い。担任から理系物理の基礎の受講を勧められる事があるだろうが、ある程度数学ができていたり物理を勉強している場合は断わってハイトップを取ると良い。師は基礎原理から膨大な板書をもって丁寧に説明するので、数Ⅲの微積分(高対数、教科書レベルを履修しているなら問題無い)が全くできないなど学力が不自由な人以外は不屈の気合さえあればついていける。(簡単に書いているが後述の通り教科書レベルの理解だけでは相当困難であると予想されるので真剣に考える事!)

師の講座は数学ぐんぐん数学の真髄と非常に相性が良い。どちらも物理に通じる数学の基礎概念を追求していく良講座。師が2コマ180分で教えてくれる微積の理論・計算はあくまで本講座での最低必要条件。積分の講ではサラッとカバリエリの原理について言及する。波動分野では1次近似を利用する。前述の数学の講座を受けたかで講義の見え方がガラリと変わってくる。非常に大きな買い物であるが後先を考えると一緒に取った方が得策だろう。