大吉 巧馬 のバックアップ(No.17)


人物

元河合塾のイケメン講師。東進には2008年度から在籍。数学科には長岡先生青木先生などGODが多いが上位層以外からの支持が志田先生河合先生に並んで多い。初学者、数学嫌いにとって救世主にしか見えないだろう。基礎レベルのスペシャリスト。
彼のファンだという女子生徒も多い。チャラい&少し怖そうな外見(だがイケメン)と優しい内面のギャップにヤラれるようだ。だがパンフレットと実際の顔が一致せず、講義によっても様相が全然違う。金髪イケメンと黒髪整体師を行き来する謎の人物。
築館先生に代わり、中学NETの講師もしている。

長岡先生青木先生といった超難関大志望者向けの先生とも接続相性が良く、1,2年次には師で基礎を固めたという人も少なくない。高等学校対応数学では、他の担当講師と比較して師の評価が圧倒的に高い。分かりやすくかつ本質のついた授業を行なってくれる。1点問題点を挙げるならば、問題演習の制限時間の設定がえげつない。ちょっとした鬼畜である。

師曰く「学生時代数学は苦手だった」ようで数学が苦手な生徒がよくつまづくポイントをじっくり解説して下さったり、途中の計算式を省かなかったりととても丁寧な授業をなさる。

授業中に多くの伝説を作り出す。以下:

  • 相棒のペンギンくんイルカくんたちをピョンピョンさせて解説することも(特に図形や数列)。平均の傾きを求めることを「イルカのダイヴ」 という。ニコニコしながらぬいぐるみを扱う師の姿にはキュンキュンさせられること間違いなし。
  • 相加相乗平均で最小値を求めることをお釈迦様の手に例えて説明なさる。
  • 高校対応数学の「図形と方程式」講座内で(比や分配の説明のため)伝説のコーヒー牛乳を作る回がある。神回である。そしてちょびっと味見してしまう姿は微笑ましい事この上ない。
  • 線形計画法については救助艇の例を用いながら熱く語る姿を拝むことができる(しかし『受験数学Ⅰ・A/Ⅱ・B(応用)』では線形計画法を知らない生徒に厳しい言葉を浴びせる)。
  • 「機械とか苦手なんだよね(高対数学より)」…本当に苦手らしく、書画カメラやスライドは使わずに板書一本。それどころか「それ絶対パソコンで作る方が早いだろ」という図でさえ板や棒で作ってくるツワモノ。しかしそのアナログスタイルで多くの数学的弱者を救ってきたことも事実である。ただ、東進のYouTubeチャンネル(東進TV)に投稿された、全国統一オンライン講座(現.全国オンライン学校)の動画を見ると、スライドを使って授業をされている様子が写っている。師がスライドを使って授業をするのはレアなのでは。
  • 数学の美しさをこよなく愛する。愛するあまり「受験数学Ⅰ・A/Ⅱ・B(応用)」内で、αを多用し半角の公式を表す参考書について言及した際に「そんな参考書は燃やしちまえ!!!そんなもん半角の公式じゃない、ハンパモンの公式だ!!!」と爆発する(因みに爆発後に不自然なカットが入っていたので多分何か言っちゃったんだと思う)。同講座の積分の回でも記述試験の際の「これを計算して」という言葉使いにバツをつける大学に対しても「そんな大学あったら燃やしちまえ!!!そんな大学あったら言ってくれよ俺が抗議しに行ってやるよ!!!」と再爆発。しかし放送禁止にも講座廃止にもならず今も受講可能。
  • 数2の積分で用いる6分の1公式を説明した際に「高校時代、俺の隣に座ってた山之内って奴がこれでスラスラ解いてた」と言うなど、その手の実名報道は当たり前。
  • 数学の公式を覚えるということよりも大切なことがあるものの例として、歴代彼女の誕生日(すべて)を紹介した。
  • 受験数学Ⅰ・A/Ⅱ・B(難関)の最終講の問題解説後、受講生に向けてあるサプライズを仕掛けて下さった。
    など。

三角比の教え方もうまい(後で対称性に気づくと感動もの)。数列では他の講師は触れない連番のシグマ公式を教えてくださる(この背景に差分列が隠れていると気づくとこれまた感動もの)。

受験数学Ⅰ・A/Ⅱ・B(難関)では師の講座の予習に時間をかける事の大切さを口酸っぱく説いており(因みに1問に最低1時間はかけるよう仰っている)他の講座の様な明るい師の姿はあまり見られないかもしれない。その分授業の中身はかなりのものである。おすすめである。

授業は派手な外見に似合わず正統派。予備校講師になってから、いろいろな有名予備校講師の授業を自腹で受講して教え方を研究したらしい。イケメンである。
公式をただ暗記させるのではなく成り立ちを理解することを勧める。覚える必要のない公式や試験場でど忘れした時、自力で公式を復元する方法を教えてくださる。そこもまたイケメンである。
板書はカラフルでとてもまとまっているので、復習がしやすい。やはりイケメンである。
応用レベルの授業でも基本事項の確認はしっかりやってくださる。いつも通りイケメンである。
集合と論証のベン図でカツカレーを例にしてわかりやすく教えてくださる。圧倒的イケメンである。
画面内に収まるように板書する、「板書狭くなったのでこっち行きましょうか」と言ってから移動するなどカメラマンにも配慮なさる。ただひたすらイケメンである。
数学の味わいを白身魚に例え,味わうことを勧めなさる。何故ここまでイケメンなのか。

しかし近年で急激に老化が進行。高等学校対応数学受講後に、講師激励メッセージで師を見ると衝撃を受けるであろう。そこには黒髪整体師しかいない。最近東進公式がYouTubeに投稿した動画を見る限りおでこが広くなっている気がする。あの金髪イケメンはいずこ。

参考書を出していた。「高速トレーニングシリーズ」と題され、いくつかの分野の基礎レベル分野別参考書となっている。(数列、ベクトル、二次関数、三角関数、指数関数がある)見開き1ページで1ステップになっていて、講義と練習問題とに分かれている。練習問題は基礎的な計算問題が1ステップにつき10題くらいが並ぶ。1日に1ステップ進められるようになっている。師の名講義が紙面に再現されていて非常にわかりやすい、別冊付いている練習解説も丁寧に途中式がついている。
前書きで師が言うことには、数学をできるようになるためには1.正しい考え方を学ぶ。2.正しい考え方を体にすり込ませることが必要で、この二者が同時にできるようになっている参考書になっている。よってこの参考書は先取りのためにも、師の授業で分かったことをトレーニングするためにも使える。
今は絶版になっているため、中古で手に入れるしかないだろう。
なおベクトルの巻の前書きはやけに気持ちがこもってる。

最後に、大吉師から卒業しなければいけない時がいつかくるかもしれない。師の非常に感覚的かつ独特な説明の仕方は、応用レベルや難関レベルに進むにつれそうした説明をわかりづらく感じてしまう可能性もある。基礎レベルもそうであるが、特に応用や難関レベルの講座で大吉師が担当なさっているものは、講座決定の前に体験授業をしっかり受けてから決めるようにしたい。特に旧帝大や早慶レベルの問題の解説でも感覚的(≠適当)な説明をされるので、はっきりと何事も根拠を持って問題を理解したい人にはお勧めできない。「高等学校対応数学で大吉先生すごく分かりやすかった!受験数学応用も大吉先生でいいや!!」などと安易に決めるのではなく、志田先生長岡先生青木先生の講座を中心にさらに体験授業を受けて最終的な講座を決めるようにしたい。

「集合と論証、本日は第○講ですね(ニコッ)」
「それじゃあやっていきましょうか!(ニコッ)」
「俺はここ分からなかったね」
「~っていう風なのを」
「絶世の美女に出会ったような」
「ペンギン君がピョンピョンとんでいくようにね」
「こんなん計算したくないよ~、こんなん計算するぐらいだったら家帰ってド〇えもん見てた方がいいもん」
「問題文を想像してみてください。俺なんてしょっちゅう妄想してた」
「考えて考えて…わかった!って時は踊っちゃえばいいんだよ。俺なんかしょっちゅう踊ってる」
「これが問題として出たら、私ここら辺に(股間を指差して)葉っぱつけてね東京タワーの周りを三周回りますからね」(とても簡単な文字式に数値を代入する問いに対して)
格言「一次式は置き放題」(食べ放題みたいな感じ)
「どんぐらい恥ずかしいかっていったらね、学校にパンパースしながら行くみたいな」(積分でdxを書き忘れることについて)
「大丈夫!俺も昔は分からなかったんだから!」
「テストが終わったら忘れる、テストのためだけに勉強する人生なんて、寂しいと思います」
「これは1分もあれば解けるでしょう、それではどうぞ!(ニコッ)」
「これは難しいですね、3分でいきましょう!(ニコッ)」
「はい(ニコッ)よろしいでしょうかね(ニコッ)」
「じゃ、今日はここまでにしましょう!(ニコッ)」
「親しんでください。楽しんでください。好きになってください。愛してください。(ニコッ)」

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